聖ヨハネ・パウロ2世教皇が回勅「Ut unum sint(キリスト者の一致)」を1995年5月25日に出されて、25周年を迎えた25日、教皇フランシスコが書簡を発出し、キリスト教の諸教会の一致に向けた新たな取り組みを呼び掛けられた。
書簡は、バチカンのキリスト教統一推進評議会のクルト・コッホ議長(枢機卿)にあてたもので、その中で教皇は、回勅「Ut unum sint」は、多様性の中の一致の創始者、聖霊の徴の下に発出された、としたうえで、その同じ典礼的、霊的文脈の中で、「私たちは今、この回勅の25周年を記念し、改めて、神の民に提示します」と述べられた。