赤道ギニア訪問中の教皇レオ14世は21日夕、マラボの赤道ギニア国立大学のキャンパスで文化界の代表らとの出会いを持たれた。
同大学では、マラボ南西のバスプ地区に新キャンパスが完成し、今年2月、赤道ギニア政府によって教皇レオ14世の名を冠することが決定された。そして教皇の同国訪問に合わせ、この日、同大学「キャンパス“レオ14世”(Campus“León XIV”)」の開校式が行われた。
教皇は、大学関係者や、赤道ギニアの文化界を代表する人々、そして学生たちへの挨拶で、新キャンパスに自身の名が冠されたその厚意に感謝を述べつつ、「このような栄誉は私個人を超えたものであり、むしろ私たちが共に伝えたく願う価値観を象徴するものであると認識しています」とされ、「大学のキャンパスの新設は、単なるスペースの拡大という運営・設備上の行為ではなく、新しい世代の育成に賭けるという、また真理を追求し共通善に役立てようとする、人類に対する信頼の行為」と述べられた。
そして、赤道ギニアの国樹「カポック」の、根を深く張り、忍耐と力強さをもって成長し、多くの豊穣さをもたらす性質に触れ、「この木の雄大さ、幹の堅牢さ、枝の広がりは、大学という機関がどうあるべきかを象徴しているように思われます… 大学は、真摯な研究、民の生きた記憶、真理のたゆまぬ探求に根差してこそ、堅固に成長し、歴史的事実との繋がりを失うことなく発展し、職業上の成果をもたらす手段だけでなく、生きるための理由、識別における基準、奉仕に対する動機を新しい世代に提供することができるのです」と説かれた。
また、教皇は、キリスト教的伝統に照らして観想すべきもう一つの木として、「十字架の木」を挙げられ、「キリストの贖いのしるしであるこの木は、知るという行為は現実に心を開き、その意味を受け入れ、その神秘を心に留めることであると教えながら、超越する真理に心を開かせます」と指摘された。
そのうえで教皇は「木が実を結ぶだけでは、十分ではありません。『木は実によって見分けられる』( マタイ福音書7章20節)ように、その実の質が重要です」と強調。「ここで何世代もの人々が、真理によって形作られ、自らの存在を他者への贈り物へと変えることができるなら、カポックはその雄弁な象徴として立ち続け、この土地の最良の部分に根ざし、知識によって高められ、赤道ギニアに栄光をもたらしながら、全人類を豊かにするでしょう」と大学関係者や学生たちをを励まされた。
(編集「カトリック・あい」)