☩教皇アルジェリア訪問2日目:聖アウグスティヌス大聖堂でミサ「キリストは、人生を完全に刷新するよう、私たちを招いておられる」

(2026.4.14  Vatican News   Deborah Castellano Lubov)

    アルジェリア訪問中の教皇レオ14世は2日目の14日夕、アンナバにある聖アウグスティヌス大聖堂でミサを捧げられた。

 そして、信者たちに「アルジェリアの愛するキリスト教徒の皆さん、皆さんはこの地において、キリストの愛の謙虚で忠実なしるしであり続けています。ささやかな行動、真摯な人間関係、そして日々実践される対話を通じて、福音の証しを立ててください。そうすることで、皆さんは自分たちが暮らす場所に味わいと光をもたらすのです」と励まされた。

 そして、「偉大な聖人であり教会の博士である聖アウグスティヌスのように、苦難や試練から私たちを救い出し、主の力によって私たちの生活を刷新し変容させる、という主の招きを受け入れるのに、遅すぎることは決してありません」と説かれた。Pope Leo XIV celebrates Mass at the Basilica of St. Augustine in Annaba, Algeria

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 ミサ中の説教の冒頭で教皇は、「私たちを迎えてくれる場所の名前は数世紀の間に変わってきたものの、聖人たちは依然として私たちの守護者であり忠実な証人であり続け、天から来るこの地とのつながりを保っています」とされ、「ここで殉教者たちが祈り、ここで聖アウグスティヌスが羊の群れを愛した… 彼らは、熱心に真理を求め、燃えるような信仰をもってキリストに仕えました。この伝統の継承者となり、兄弟愛による慈善を通じて証しを立て、『上から生まれた』者としての自由の中で生き、世界への希望のしるしとなるように」と信者たちを促された。

 そして、キリストが歴史を通じて聖人たちを「上から生まれ変わる」という新しい命へと招いてこられたこと、この同じ招きが、救いを求めるすべての男女に差し伸べられていることを強調。「この招きこそ、アルジェリアのキリスト教共同体を含む、教会全体の使命の源… 信仰は、地上の苦難を乗り越え、主の恵みが荒野に花を咲かせるのです」と説かれた。

*キリストは私たちに、人生を新たにするよう招いておられる

 続いて教皇は、キリストの「あなたがたは上から生まれなければならない」という言葉に、「不可能に思えるような命令の力」があることを認めたうえで、「しかし、注意深く耳を傾ければ、このイエスの教えが、厳しい強制でも束縛でも、失敗への宣告でもなく、『自由の賜物』であることが分かります… なぜなら、この教えは、神のおかげで私たちが上から新たに生まれることができるのを明らかにしているからです」と語られた。

 そして、「信仰から始まる命の交わりへと、私たちを招き入れ、人類を刷新しようとする、神の愛に満ちた御心に従って、私たちはこの招きを受け入れるよう求められています… キリストは私たちに人生を完全に刷新するよう招いておられますが、キリストはそれを行うための力も与えてくださいます」と説かれた。

 また教皇は、「私たちの先人たちがそうであったように、特に問題や苦難、試練に押しつぶされそうになった時、『自分の(人生の)物語が、本当に変わるのか』と主に問いかけることがあるでしょう。そして、その答えは、『はい』です」と述べ、主がその偉大な愛によってこれを可能にしてくださることを、信者たちに思い起させられた。

 

 

*イエスは私たちと共に、私たちのために重荷を背負ってくださる

 

 続けて教皇は、「私たちの痛みや罪がいかに重くとも、主は私たちと共に、そして私たちのためにその重荷を背負ってくださいます。私たちが自分の弱さによってどれほど落胆していようとも、まさにその時こそ、神は御自身の力を現わしてくださるのです」と強調。

 「神は世界に命を与えるために、キリストを死からよみがえらせました。私たち一人ひとりが、救い主への信仰から来る新しい命の自由を体験できる。そのようにして、キリスト者は真に上から生まれ、神によってイエスの兄弟姉妹として新たにされ、秘跡によって養われる教会の一員となるのです」と語られた。

 

 

*教会は絶えず再生し、希望、尊厳、和解をもたらす存在

 

 教皇は、信者たちの間の霊的な一致がもたらす具体的な効果について、信徒たちに思いを巡らせるよう促され、「そこでは、誰もがすべてを持ち、一つの体の成員として互いの恵みを分かち合います… 貧困や抑圧に直面して、キリスト教徒の指針となるのは愛。神によって私たちの心に刻まれたこの律法に触発され、教会は絶えず再生し、最も必要とされている場所に希望、尊厳、そして和解をもたらしているのです」と説かれた。

 また「教会は、あらゆる言語や文化を持つ人々を受け入れている」とされ、「使徒たちは、主イエスの復活について力強く証しをし、彼ら全員に大きな恵みが注がれた。彼らを駆り立てる愛は、単なる道徳的義務以上のもの、すなわち救いのしるしです。使徒たちは、キリストが死者の中から復活されたからこそ、私たちの命は変えられる、と宣べ伝えています」と指摘された。

 

 

*牧者たちは使命を新たにするよう招かれている

 

 教皇はまた、司教や司祭たちに向けて、彼らに託された人々のために、この使命を絶えず新たにするよう促され、「教会全体が、私たちが出会う人々にとって、『新しい命』のメッセージ」となるべきことを、思い起こさせられ、「恐れに惑わされたり、他の困難によって証しを弱めたりしないように」と注意を与えられた。

 最後に、聖アウグスティヌスや殉教者たちの足跡に倣い、アルジェリアのキリスト教徒に対し、「この国において『塩』と『光』となるように」と促され、次のように励まされた。

 「アルジェリアの愛するキリスト教徒の皆さん、あなた方はこの地において、キリストの愛の謙虚で忠実なしるしであり続けています… ささやかな行動、誠実な人間関係、そして日々実践される対話を通じて、福音の証しを立ててください。そうすることで、あなた方は自分たちが暮らす場所に味わいと光をもたらすのです」。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2026年4月15日