(2021.6.20 Vatican News)
教皇フランシスコは20日の年間第12主日の正午の祈りで、故郷を追われ、飢えに苦しむミャンマーの何千人もの人々に手を差し伸べようとする同国の司教たちに声に合わせられた。また、難民の人々に心を開くように、信徒たち、世界の人々に訴えられた。
教皇は、ミャンマーの司教団が人道的な”援助回廊”の設定の呼び掛けに留まらず、教会や修道院、回教寺院や仏教寺院、学校や病院が中立的な避難場所として安全が確保されるように求めていることに理解と支持を表明。「キリストの心が、すべての人の心を動かし、ミャンマーに平和をもたらしますように」と願われた。
また、20日が「私たちが共に、学び、輝く」をテーマにした国連の世界難民の日であることにも注目され、「私たちが、難民の人々に心を開き、彼らの悲しみと喜びを分かち合い、彼らの勇気ある回復力から学び、世界が『人道的な共同体社会、一つの大きな家族』になることを、改めて訴えられた。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)