(2026.8.30 Vatican News Deborah Castellano Lubov)
教皇レオ14世は30日、カステル・ガンドルフォでの正午の祈りに続けて、ハイチで最近起きた虐殺を非難、人質の解放を緊急に訴え、また、数百人の死者を出し、数千人が行方不明となっている壊滅的な洪水と土砂崩れが発生したネパールに対する具体的な支援を世界の国々、組織、国際機関に改めて呼びかけられた。

また、数百人の死者を出し、数千人が行方不明となっている壊滅的な洪水と土砂崩れが発生したネパールに対する具体的な支援を世界の国々、組織、国際機関に改めて呼びかけられた。
カリブ海の島国ハイチでは、武装ギャングの勢力拡大に伴う凄惨な虐殺事件が相次いで発生しており、8月に入っても首都ポルトープランス近郊のケンスコフで、民間人少なくとも47人が死亡する大規模な虐殺事件が起きている。
(写真道:Massacre and desperation in Kenscoff)
教皇は、「ハイチからは、ケンスコフで発生した深刻な虐殺に関する恐ろしい報告が届いています。多くの人々が命を落とし、他の人々が拉致された。私は犠牲者とその家族に心を寄せ、祈りを捧げるとともに、すべての人質が遅滞なく解放されることを求めます。責任あるすべての者に対し、住民の安全を確保し、あらゆる形態の暴力を終わらせるための具体的な取り組みを行うよう、心から訴えます」と強調された。
続けて教皇は、ネパールとチベットで発生した壊滅的な洪水被害に改めて注意を向け、被害に遭った人々に対し、祈りを捧げることを約束され、信者たちに対し、亡くなった人々、負傷者や行方不明者、その家族、そして現在も緊急対応にあたっている救助隊員たちのために祈るよう呼びかけられた。
そして、「すべての人の関心と献身が、苦しみを和らげ、被災した人々に必要な支援をもたらす助けとなりますように」と祈られた。教皇は29日に、現地で被災者支援の活動をしているカリタス・ネパールに資金援助を実施している。
*聖アウグスチヌスに倣い、平和のために祈り続けよう
教皇はまた、28日に典礼上の記念日が祝われた聖アウグスティヌスが描いた平和のイメージ―「弟子たちがそれを裂き、分け与えたとき、彼らの手の中で増え続けた奇跡のパン」―を取り上げ、「世界中で、分断を乗り越え、正義を推進し、すべての人々の益のために赦しを実践しながら、勇気を持って平和のパンを裂き、分け与える人々の数が増えますように」と祈られるとともに、信者たちに平和のための祈りを続けるよう促された。