☩教皇、ハイチ大虐殺の犠牲者のために祈り、人質解放を、ネパール大洪水被災者への支援を改めて訴える

Fire and rescue personnel conduct search and rescue operations 2 kilometers from Gyirong Port days after the August 26 mudslide  

(2026.8.30  Vatican News   Deborah Castellano Lubov)

    教皇レオ14世は30日、カステル・ガンドルフォでの正午の祈りに続けて、ハイチで最近起きた虐殺を非難、人質の解放を緊急に訴え、また、数百人の死者を出し、数千人が行方不明となっている壊滅的な洪水と土砂崩れが発生したネパールに対する具体的な支援を世界の国々、組織、国際機関に改めて呼びかけられた。

Massacre and desperation in Kenscoff

また、数百人の死者を出し、数千人が行方不明となっている壊滅的な洪水と土砂崩れが発生したネパールに対する具体的な支援を世界の国々、組織、国際機関に改めて呼びかけられた。

 カリブ海の島国ハイチでは、武装ギャングの勢力拡大に伴う凄惨な虐殺事件が相次いで発生しており、8月に入っても首都ポルトープランス近郊のケンスコフで、民間人少なくとも47人が死亡する大規模な虐殺事件が起きている。

(写真道:Massacre and desperation in Kenscoff)

  教皇は、「ハイチからは、ケンスコフで発生した深刻な虐殺に関する恐ろしい報告が届いています。多くの人々が命を落とし、他の人々が拉致された。私は犠牲者とその家族に心を寄せ、祈りを捧げるとともに、すべての人質が遅滞なく解放されることを求めます。責任あるすべての者に対し、住民の安全を確保し、あらゆる形態の暴力を終わらせるための具体的な取り組みを行うよう、心から訴えます」と強調された。

 続けて教皇は、ネパールとチベットで発生した壊滅的な洪水被害に改めて注意を向け、被害に遭った人々に対し、祈りを捧げることを約束され、信者たちに対し、亡くなった人々、負傷者や行方不明者、その家族、そして現在も緊急対応にあたっている救助隊員たちのために祈るよう呼びかけられた。

Fire and rescue personnel conduct search and rescue operations 2 kilometers from Gyirong Port days after the August 26 mudslide  そして、「すべての人の関心と献身が、苦しみを和らげ、被災した人々に必要な支援をもたらす助けとなりますように」と祈られた。教皇は29日に、現地で被災者支援の活動をしているカリタス・ネパールに資金援助を実施している。

*聖アウグスチヌスに倣い、平和のために祈り続けよう

 教皇はまた、28日に典礼上の記念日が祝われた聖アウグスティヌスが描いた平和のイメージ―「弟子たちがそれを裂き、分け与えたとき、彼らの手の中で増え続けた奇跡のパン」―を取り上げ、「世界中で、分断を乗り越え、正義を推進し、すべての人々の益のために赦しを実践しながら、勇気を持って平和のパンを裂き、分け与える人々の数が増えますように」と祈られるとともに、信者たちに平和のための祈りを続けるよう促された。

*傷ついた世界を癒すための祈りと行動に加わろう

  最後に、教皇は9月1日に教会が「被造物を大切にする世界祈願日」を祝うことについて、「この日は、様々な教派のキリスト教徒が守る『被造物の季節』の始まりを告げるものであり、今年のテーマは『生ける水』です」と指摘。

 「私がこの日のメッセージで述べたように、私たちの『共通の家』を大切にするためには、回心が求められます。そうして初めて、破壊をもたらすために使われてきたものが、代わりに命へと向けられるようになるのです」と強調され、「神の平和という『生ける水』の導管となり、傷ついたこの世界を癒やすことができるように、皆さんも、祈りと行動に加わるように」と信者たちに呼びかけられた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

 

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2026年8月31日