☩ガザ地区カトリック関連施設へのイスラエル軍攻撃で女性二人射殺、修道院など破壊「これはテロだ、戦いを即時止めよ」と教皇

Smoke billows over GazaSmoke billows over Gaza  (AFP or licensors)
The late Samar Kamal Anton

*カトリック教区に対するイスラエル軍の攻撃

16日、イスラエル軍はガザの唯一のカトリック教区一帯に攻撃を行った。エルサレムのラテン典礼カトリック教区は声明を発表し、イスラエル軍の戦車が、神の愛の宣教者会の修道院を攻撃し、発電機を破壊し、大規模な火災を発生させた。伝えられるところによると、さらに二発のロケット攻撃があり、マザーテレサの姉妹会が運営していた54人収容の身障者施設が破壊され、居住不能になった。

The late Nahida Khalil Anton

*キリスト教徒の女性2人も殺害された

さらに16日の午後、イスラエルの狙撃兵が、教会の関連施設に避難していたキリスト教徒の女性を射殺した。年配のナヒダ・ハリル・アントン夫人(写真左)と娘のサマー・カマル・アントンさん(同右)は、教会の建物を出て、マザーテレサ姉妹会の修道院に向かう途中だった、という。教区の声明は「一人が、もう1人を安全な場所に連れて行こうとして殺されました」としている。

伝えられるところによると、狙撃兵は、安全のために教会の関連施設の中に瀕難する人々を助けようとした2人を射殺し、さらに7人を負傷させた、という。声明は「イスラエル兵は、射撃の前に、彼らに警告はしなかった。彼らは、武装した者などいないカトリックの教区の敷地の中で、冷酷にも打たれたのです」と強く非難している。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2023年12月17日