
教皇レオ14世は21日の正午の祈りの後で、国連の「世界難民の日」が前日20日に記念されたことを取り上げ、「迫害、暴力、紛争から逃れることを余儀なくされた人々を保護するための新たな取り組み」を世界各国の指導者たちに呼びかけられた。
1951年の「難民の地位に関する条約」の75周年を記念して、教皇は、「第二次世界大戦後に難民の権利を擁護し、故郷を離れざるを得なかった人々に法的保護を提供するために締結されたこの国際協定の、変わることのない重要性」を指摘。
「この重要な国際条約の起草にインスピレーションを与えた精神が、今日もなお、各国の指導者たちの良心を照らし続けることを願います」と語られた。
そして、「人間の苦しみに対して無関心でいることは許されません。保護と安全を求める人々から目を背けることは誰にもできません」とされ、「迫害を経験した人々が、社会に受け入れられるように、『平和と尊厳』の中で暮らし、希望を持って未来を見据えられるようにすべきです」と訴えられた。
*ブラジルの若き犠牲者たちへの祈り
また教皇は、ブラジルからの巡礼者たちに向けて、北東部のセアラ州で最近発生し、数人の若者の命を奪った交通事故に悲しみを表明され、「交通事故で亡くなった若者たちのために、私が祈りを捧げることを約束まします」と述べられた。この事故で、バスケットボールチームのメンバー7人が命を落とした。15歳から22歳までの犠牲者たちは、ジュアゼイロ・ド・ノルテ市の数多くのブラジル人学校に通う生徒や卒業生だった。
*カトリック・ペンテコステ派との対話
教皇は、「カトリック・ペンテコステ派国際対話フォーラム」のメンバーたちにも挨拶された。このフォーラムは、相互理解とキリスト教的兄弟愛の精神のもと、50年以上にわたって、カトリック教会とペンテコステ派共同体の代表者を結集させてきたもの。
教皇は、古くからの原則であるlex orandi, lex credendi(「祈りの法則は信仰の法則」)を引用され、「祈りと信仰の関係について共に考察することは、今日の世界において特に重要」と語られた。この対話は、キリスト教徒間の理解を深めるとともに、証しと奉仕における協力を促進することを目指している。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)