(2026.9.1 バチカン放送)
「被造物を大切にする世界祈願日」の1日、教皇レオ14世はカステル・ガンドルフォの教皇離宮内「ボルゴ・ラウダート・シ」の「おとめマリアの庭園」でミサを捧げられた。
ミサの説教で教皇は、この日から5週間にわたって続く「共に暮らす家」である地球を守るための祈りと取り組みの期間「被造物の季節」の過ごし方について、「日常のあわただしさからしばし離れ、私たちもその一部である『大いなる調和』を味わい、人間の営みの音を『サイレントモード』に切り替え、万物の創造主である神が私たちに語りかける被造物の美しい声に耳を傾けましょう」と信者たちを促された。
そして、主との出会いを促すこの観想的な実践が、「イエス・キリストとの出会いによって、私たちの周りの世界との関係にはっきりと表される『真のエコロジー的回心』への初めの一歩となるよう」願われた。
また教皇は、「神の創造について深く考え、創造主と出会うことを通して、神の素晴らしいご計画の中で私たちが特別な役割、すなわち、本来の調和を守るための個人的および集団的な責任を託されていることを認識するようになるでしょう」と話された。
教皇はさらに、「自らの欠点や過ちを認識することから、『創造主の意志に従って被造物間の関係を回復しよう』という新たな決意が生まれます」とされ、悪を命に変えるため、『剣を打ちなおして鋤(すき)とする』(イザヤ書2章4節参照)という、今年の『被造物を大切にする世界祈願日』のメッセージ中の預言的な呼びかけを示され、「被造物の季節は、私たちに深い回心を求めています… 私たちは、破壊のために使われたものを、命のため、貧しい人々の世話のため、飢えた人々に糧を与えるため、そして被造物を守るために、方向転換することができるのです」と強調された。
続けて教皇は、この日に始まった「被造物の季節」が、アッシジの聖フランシスコの帰天から800年を迎える10月4日に終了することに触れ、前教皇フランシスコの回勅『ラウダート・シ』や、ここカステル・ガンドルフォの「ボルゴ・ラウダート・シ」の創設に、聖人が特別なインスピレーションを与えたことを思い起こされ、この聖人と「霊的に一致しながら、彼の賛歌を私たちのものとしましょう」と呼びかけられた。
そして、「ラウダート・シ、ミ・シニョーレ(私の主よ、あなたは称えられますように)」と『太陽の賛歌』を唱えられた。
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カトリック教会は、毎年9月1日(日本の教会では9月第1日曜日)、「被造物を大切にする世界祈願日」を記念する。また、1日からアッシジの聖フランシスコの日である10月4日まで、様々なキリスト教教会の参加のもと、被造物保護のためのエキュメニュカルな取り組み「被造物の季節」が記念される。
レオ14世によるミサが行われた「ボルゴ・ラウダート・シ」は、前教皇フランシスコの回勅『ラウダート・シ』の精神に沿い、統合的エコロジーを推進し、環境を保全し、人間の尊厳を保護する教会のミッションに形を与えるものとして計画され、教皇離宮庭園内に設けられた複合施設だ。
(編集「カトリック・あい」)