☩「神に根差し、教会への奉仕に献身する模範を示すことで『希望の証人』となるように」教皇、「司教たちの聖年」の黙想講話で

Pope Leo XIV with Bishops during their Jubilee pilgrimage to St Peter's BasilicaPope Leo XIV with Bishops during their Jubilee pilgrimage to St Peter’s Basilica  (@Vatican Media)

*司教に不可欠なその他の徳

 教皇は続けて、司教に必要な他のさまざまな徳について言及され、特に司牧上の慎重さ、福音的清貧、独身における完全な禁欲という 「不可欠な徳 」を指摘。「司教は、スキャンダルを引き起こしかねない状況や、虐待のあらゆる事例、特に未成年者が関係する事例に断固とした態度で対処し、現在施行されている法律を十分に尊重して対応せねばなりません」と強調された。

 さらに、「司教は 人間としての美徳を培うよう 求められており、特に第二バチカン公会議が強調した公正さ、誠実さ、自制心、忍耐力、傾聴と対話の能力、奉仕の意志を含む美徳を培うよう求められているのです」と強く語られた。

*交わりの人たち

 講話の最後に教皇は、「聖母マリアと聖ペトロとパウロの祈り」が司教とその共同体にとって最も必要な恵みを得ることができるように、と願われ、特に、司教たちが 「交わりの人となり、常に教区司祭座の一致を促進する助けとなるように」と祈られ、「その交わりの精神は、司祭たちの司牧的働きかけを励まし、教会を一致のうちに成長させるのです 」と強調して締めくくられた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

 

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2025年6月25日