☩「神に心を開き、人々と共にあることが、真の幸福」-主日の正午の祈りで

(2019.2.17 バチカン放送)

 教皇フランシスコは17日の主日の正午の祈りで、ミサ中に読まれたルカ福音書の箇所を取り上げ、「真の幸福とは何か」というキリストの教えを考察された。

 教皇は「神に対する全幅の信頼とその信仰が人々を『真の幸福』に導きます」とされたうえで、「『真の幸福』とは神に心を開き、人々と共にあること。この世に、偶像に、決して従わないことです」と強調され、次のように話された。

 「人は、生ける神に心を開き、他の人々と分かち合うことで、真の幸福を獲得できます….他人を顧みず、自分の利益のみを追求する利己主義者は、呪われた者であり、本当の幸福には至れません。イエスはいつも、私たちに、この世の現状を信仰によって見極めるように、と教えてくださっています…」

 「神は常に苦しむ人々と共にあり、束縛から解放されます。キリストの福音は、真の信仰に生きるとは具体的にどういうことなのか、も教えてくれます。それは、全てを挙げて神に全幅の信頼を寄せること、なのです… 真の神に心を開くために、この世のすべての偶像を打ち壊すことでもあります。神だけが、困難ではあるが皆が到達することを望む私たちの存在の、真の意味での完成をもたらすことが出来るのです」。

(編集「カトリック・あい」)

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2019年2月18日