☩「祈り、治療してくださっている方々に感謝。世界の平和への祈りも絶やさずに!」-教皇、年間第8主日の説教原稿で

People pray for Pope Francis outside Rome's Gemelli Hospital in Rome, where the Holy Father is cotinuing to receive treatment People pray for Pope Francis outside Rome’s Gemelli Hospital in Rome, where the Holy Father is cotinuing to receive treatment  

 また、この日のミサで朗読された福音の箇所について、「この福音は、人間の五感のうちの2つ、視覚と味覚に焦点を当てています」とされ、まず、「視覚」について、「世界をよく観察し、隣人を慈愛をもって判断できるよう、目を鍛えるように、とイエスが私たちに求めています… 他の人々への非難ではなく、思いやりのある眼差しだけが、真の美徳である兄弟的な矯正を可能にするのです。”兄弟的”でなければ、それは矯正ではありません!」と強調。

 次に「味覚」については、「すべての木はその実によって知られる」というイエスの教えを思い起こされ、「人間から生まれる『実』とは、例えば、その人の唇から発せられる言葉」とされ、さらに、暴力的で偽りの多い下品な言葉である「腐った実」と、公正で誠実な言葉であり、私たちの対話に味わいを与える「良い実」とを対比された。

 そして、これらの2つの側面について考え、教皇は信者たちに自分自身の生活を振り返るよう信者たちを促され、次のように自問するよう求められた—「私は兄弟姉妹である他の人々をどのように見ているだろうか? そして、私は他の人々からどのように見られていると感じているだろうか? 私の言葉は良い味わいを持っているだろうか、それとも苦味や虚しみに満ちているだろうか?」。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2025年3月2日