
(2025.5.12 Vatican News Devin Watkins)
教皇レオ14世が12日、バチカンのパウロ6世ホールで、教皇選挙を取材するためにバチカンに集まったメディア関係者と会見。「コミュニケーションは社会の文化を創造するのに役立つ」として、「真実に奉仕し、平和を促進するように」と促された。
教皇は、前教皇フランシスコの死去、教皇選挙、そして自身の教皇就任からわずか4日しか経過していない中で、メディア関係者と会見した。
*言葉とイメージの戦争に 『ノー 』と言おう
会見で教皇はまず、この数週間の記者たちの精力的な仕事ぶりにイタリア語で感謝の意を表明された。続けて、「人々や出来事がどのように表現されるかに気を配り、平和を育むためのコミュニケーションの重要性」を指摘。
そのようなコミュニケーションは、「どんな犠牲を払ってもコンセンサスを求めず、攻撃的な言葉を使わず、競争の文化に従わず、真理の追求を、謙虚に求めるべき愛から切り離さない もの」とされ、「このようなコミュニケーションは根本的に重要です。言葉とイメージの戦争には 『ノー 』と言わねばなりません。戦争が支配しようとする考え方を拒否せねばなりません」と強調された。
*教会は、迫害されるジャーナリストと連帯する
教皇は続けて、真実を報道したために投獄されているジャーナリストたちに対する教会の連帯を再確認し、彼らの釈放を訴えた。そして「彼らの苦しみは、表現の自由と報道の自由の重要性を世界に思い起こさせます」とされ、「情報を得た個人だけが、自由な選択をすることができる のです」と付け加えられた。
*真実への奉仕
また、教皇は、記者たちの真理への奉仕、特に最近の教皇職の空位期間中に 「キリストの愛の美しさ 」で教会を紹介した彼らの働きに感謝され、また、「私たちの本質 」を世界と分かち合うために、固定観念や決まり文句を排除する働きを称賛された。
*時代の課題に立ち向かう