☩「民間の信心深さは、世俗化が進む社会で福音宣教を促進する手段に」教皇、コルシカ島での会議で

Pope Francis address the Conference on Popular Religiosity in the MediteraneanPope Francis address the Conference on Popular Religiosity in the Mediteranean  (VATICAN MEDIA Divisione Foto)

 教皇は、「民間信心は、時代遅れの民俗学的な表現ではなく、今日、福音宣教のための強力な手段となり、教会共同体の育成と帰属意識の醸成につながる可能性があります」と説かれ、「信仰の表現としての『積極的な福音宣教力』を世俗化された社会において軽視すべきではない」としたうえで、キリスト教文化と世俗文化の建設的な対話を呼びかけられた。

 講演の冒頭で教皇は、「多くの高度な文明の発祥地」である地中海が、歴史的に文化、思想、そして現代世界に影響を与え続けている法的・制度的枠組みの交差点として機能してきたこと、そして、神と人類の対話がイエス・キリストの受肉において頂点に達した場所であることを思い起こされた。

 

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2024年12月15日