☩「武力は自衛のためにのみ行使されるもの、世界の紛争地に速やかな平和を」軍務や治安業務に携わる人々のための聖年ミサの終わりに

Pope Francis at the conclusion of the Jubilee Mass for the Armed Forces, Police and Security Personnelローマ法王フランシスコ、軍隊・警察・治安要員のための聖年ミサを終える(VATICAN MEDIA Divisione Foto

 教皇フランシスコは9日の聖ペトロ広場での軍務や治安業務に就いている人々のための聖年のミサの最後に、彼らが、いかにして平和の確立に貢献する「安全保障と民族の自由の代理人」となりうるかを思い起こされ、また、紛争下にあるウクライナ、パレスチナ、イスラエル、ミャンマー、キブ(コンゴ民主共和国)、スーダンに速やかに平和がもたらされるよう祈られた。

 教皇は、第二バチカン公会議の現代世界における教会の司牧憲章 “Gaudium et spes “を思い起こされつつ、「自国の軍務に身を捧げる者は、自らを諸国民の安全と自由の担い手とみなすべきです」と激励。 そして、「武力行使は自衛のためにのみ行われ、決して他国を支配するために行われるものではない。紛争に関する国際条約を常に遵守し、何よりもまず、生命と被造物に対する神聖な敬意をもって行われるものでです」と忠告された。

 そして、「苦しみの中にあるウクライナ、パレスチナ、イスラエル、中東全域、ミャンマー、キブ(コンゴ民主共和国)、スーダンの平和のために祈るように」とすべての人に求められ、「あらゆる場所で武器が沈黙し、平和を求める人々の叫びが聞かれるように!”と祈られた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2025年2月10日