☩「新たな殉教者たちは、キリストの光を世界に映し出す」—教皇、「21世紀:殉教者の新たな時代か?」会議参加者と会見

Pope Leo XIV meets with participants in the ConferencePope Leo XIV meets with participants in the Conference  (@Vatican Media)

(2026.9.16 Vatican News   Deborah Castellano Lubov) 教皇レオ14世は16日、バチカンの列聖省と「信仰の証人である新殉教者委員会」主催の「21世紀:殉教者の新たな時代か?」会議参加者と会見され、「新たな殉教者たちは「利己主義と抑圧の闇の中で輝く星」であり、「教会が主キリストの光をより完全に映し出すのを助ける存在」であると称賛された。

 会見の挨拶で教皇はまず、「私たちは、新殉教者の兄弟姉妹たちを『利己主義と抑圧の闇の中で輝く星』として称賛します。彼らは、教会が主キリストの光をより完全に映し出し、今日の人類を『愛の文明』へと導く道へと向かわせる手助けをしてくれるのです」と語られた。

 会議は、15日から教皇庁立教父学研究所「アウグスティニアヌム」で開かれ、さまざまな地理的文脈や現代におけるキリスト教の証しの多様な形態に焦点を当てた証言や発表を通じて、「現代の殉教」について考察し、研究する機会を提供した。

 教皇は、新殉教者という呼称について、「現在、列福手続きが進められている殉教者や、『福者』『聖人』に名を連ねている人たちと区別される、より広範なカテゴリーを示すことを意図している」と指摘。

 2023年に教皇フランシスコによって設立された「信仰の証人である新殉教者委員会」の任務は、「殉教者たちの模範が失われることのないよう、教会法上の手続きとは無関係に、キリストのために命を捧げた人々に関する証言を集めることにある」とされ、「彼らは、多様な地理的、歴史的、政治的状況において、福音のために命を捧げた兄弟姉妹です」と強調された。

 教皇はさらに、彼らの証言が「権力の文化、無制限の武力、そして絶え間ない兵器システムの開発に支配された現代こそが、私たちが喜んで『信仰の新たな証人』と呼ぶ人々の英雄的行為を目の当たりにする時代でもあることを、私たちに物語っています」と述べられ、彼らの多くが、キリスト者として福音の名のもとに不正に反対したために、権力の乱用や犯罪組織によって殺害されていることに、注意を向けられた。

 また、「『信仰の証人』という概念は、加害者の動機を『信仰への憎悪』と明確に帰属させることができない複雑な歴史的状況を包含し、称えるためにこそ策定されたもの…この観点から、新たに設立された委員会の活動は、司法的なものではなく、歴史的かつ教育的な性質のものであり、迫害者の動機よりも被害者の姿勢に注目するもの。言い換えれば、被害者が福音的使命を果たす中でキリストへの忠実さを保ち、死に至るまでそれを貫いた、という事実に配慮が払われているのです」と説明。

 「これらの信仰の証人たちにおいて、善を行うことへの忍耐と、愛による自己の究極の奉献への忠実さは、悪に打ち勝った『屠られた小羊』の勝利から力を得ていることが明らか。それは、彼を信じる者たちに深い平安をもたらすことのできる唯一の確かなものです」と強調された教皇は、「彼らにおいて、キリスト教的な生き方が英雄的に示されている。それは決して対立を求めず、むしろ柔和の力によって対立を無力化するのです」と述べられた。

 さらに教皇は、「信仰の証人たちは、イデオロギーを提唱するのではなく、日常生活の中で実践される信仰を示している。彼らの信頼性は言葉と行動の一貫性から生じ、その一貫性はしばしば究極の犠牲に至るまで貫かれています」と指摘。

 「無関心が支配する文化的文脈において、『身近な聖性』と『静かな英雄主義』は、すべての人々、最も不信感の強い人々でさえも挑みかけることのできる、重要な証しの形となるのです」と語られた。

 そして、「この思いをもって、主の光を映し出し、人類の導き手となる、これらの証人に対する教会の敬意」を改めて表明されるとともに、「正義、真理、平和、そして自由のために命を捧げることで、信仰の証人たちは、神の慈悲によって私たちが確信を持って待ち望む『新しい天と新しい地』の到来に、実効的に貢献してきたのです… その意味で、私たちは皆、この献身の地平、この”希望の工房”に自らの貢献をするよう召されているのです」と言明。

 最後に、教皇は、参加者たちの貴重な奉仕に感謝し、使徒的祝福を授けられた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2026年9月16日