(2024.12.4 Vatican News Kielce Gussie)
教皇フランシスコは4日、待降節最初の水曜恒例の一般謁見で、世界平和への呼びかけを改めてなさった。
教皇は平和を祈る必要性を強調され、「戦争は、人間の敗北です… 戦争は問題を解決しません」と語られたうえで、世界中で続いている戦争、特に「殉教したウクライナ」、「パレスチナ」、「イスラエル」、そして「ミャンマー」のために祈りを捧げられた。
そして、これらの国々では「多くの子供たちが、多くの罪のない人々が死んでいます」と嘆かれ、「戦争は悪であり、戦争は破壊です」と強く批判。「主が私たちを平和へと導いてくださるよう、祈りましょう」と信者たちに呼びかけられた。
また、民主政府が軍事クーデターで倒されて3年を経てなお、国軍と反政府武装勢力の間で戦闘が続いているミャンマーの人々の悲劇についても思い起こされ、速やかな和平を願われた。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)