☩「性的虐待からの未成年者・弱者の保護は教会にとっての『使命』だ」-教皇、中南米の未成年者・弱者保護研究・研修組織の関係者と面談

Pope Leo meets members of the Centro de Investigacion y Formacion de Proteccion al MenorPope Leo meets members of the Centro de Investigacion y Formacion de Proteccion al Menor  (@Vatican Media)
(2026.6.17  Vatican News   Deborah Castellano Lubov)

 教皇レオ14世は17日、水曜恒例一般謁見の前に、未成年者・弱者への性的虐待防止と保護に努めるラテン・アメリカの団体「Centro de Investigación y Formación de Protección al Menor(未成年者・弱者保護研究・研修センター)」*の代表者たちと面会された。

 挨拶で教皇は、未成年者・弱者保護は「教会に属するすべての人にとっての使命。教会内のあらゆる空間-それが物理的なものであれ、仮想的なものであれ―が、恐れや疑念、不信感から解放され、イエス・キリストとの実りある出会いの場となること』と強く願われた。

 *。主にカトリック教会内における未成年者・弱者への性的虐待を防ぐための研究、啓発、教育を行っている中南米を拠点とする組織。

 そして、「キリストとの出会いは、私たちに良い影響を与え、愛と自由に満ちた人生へと導く。虐待はそれとは正反対であり、トラウマとなる傷を残し、その人の霊的・人間的な成長を阻害し、損ないます」と指摘。

 

*主との真の愛を全ての人が体験するために、「安全な空間」が必要だ

 参加者たちが「極めて重要な任務を遂行している」ことに感謝されるとともに、「イエス・キリストと出会った瞬間から、最初の弟子たちが、いかに心を奪われたかを考えるように。その瞬間は彼らの人生を決定づけ、回心の道を歩み始め、ついに何の留保もなく自らを主に捧げるに至ったのです… その体験は過去のものではない。すべての人々は復活された主と出会い、主との真の愛を体験するよう招かれているからです」と説かれた。

 そして、「しかし、これを実現するためには、安全な空間が必要です… 虐待が計り知れないトラウマを引き起こし、人の霊的・人間的な成長を阻害するからです」と強調された。

 

 

*教会共同体は、傾聴、真実、正義、償い、予防とケアの文化への断固とした取り組みが必要

 

 続けて教皇は、同センターがその使命を確立したのは、「主ご自身の警告に基づくものであり、『小さな者たち』にとって、つまずきの原因とならないよう注意しなさい(マタイ福音書18章6節参照)というキリストの呼びかけに応えるためです」と述べられた。

 そして、先週のスペイン訪問の際、現地の司教たちに「本来は世話をすべき人々によって、傷つけられた人々の苦しみ」について語られたことを振り返られ、「こうした状況に対して、教会共同体は、傾聴、真実、正義、償い、予防とケアの文化へのいっそう断固とした取り組みをもって応えるよう求められているのです」と強調された。

*教会全体への使命

 続けて教皇は、 「この任務は、主に牧者となるよう召された私たちの責任ではあるが、教会内のすべての人への使命でもあり、あなた方のように、職業の分野においてもこの使命を引き受けている人々もいます」とし、改めて参加者たちに感謝するとともに、「この偉大な事業を継続し、各地の教会と市民機関との協力ネットワークを強化し、最も弱い立場にある人々への予防とケアの文化を促進するように」と励まされた。そして、参加者たちが自身の使命のために働き続け、教会共同体全体がますますこの使命に関与できるよう、その努力を聖母マリアに委ね、使徒的祝福を与えられた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2026年6月17日