*イエスが本当にキリストなのか、という疑い
教皇はまず、牢の中にいるヨハネについて、「牢という物理的な制約以上に、心の内的限界に置かれていることを想像できます。つまり、イエスの中に待ち望んでいた救い主を見ることができなくなったかのようであり、本当に救い主であるかどうか、確認するために弟子たちを送ったのです」と語られた。
*”疑いのトンネル”をくぐることは霊的な成長に役立つことも
そして、「ヨハネがこのような行為をしたことは、私たちをかなりの程度、驚かせます。なぜなら、ヨハネはヨルダン川でイエスに洗礼を授けた時に、弟子たちに『イエスは神の子羊だ』と告げていたからです」とされ、「このことは、最も偉大な信仰者でさえも、”疑いのトンネル”をくぐることを意味します。 これは悪いことではありません。 それどころか、霊的な成長にとって不可欠な場合もあります。『神は常に、私たちが想像するよりも偉大だ』ということを理解するのに役立つからです」と説かれた。