(2026.7.11 Vatican News)
アジア司教協議会連盟(FABC)第12回総会が、20日から26日にかけてジャカルタで開かれる。教皇レオ14世は11日、教皇特使のオズワルド・グラシアス・ボンベイ名誉大司教・枢機卿に託した書簡で総会の参加者たちに対し、「『現代』という”建設現場”で手を汚すことを恐れることなく、神を行動の地平線に、そして人間を決断の中心に据えるように」と促された。
(写真右:
The Cathedral of Saint Mary of the Assumption and the nearby Mosque in Jakarta )
書簡で教皇は、アジアの信徒や兄弟司教たちに対し、「愛するアジアの教会が、信仰と人間性において決して繁栄を絶やさない」という希望に支えられ、「現代という建設現場で手を汚すこと」を恐れないよう励まされた。
そして、総会参加者たちに「”バベルの建築家”ではなく、『交わりの建設者』となれ。”崩壊する運命にある塔の支配者”ではなく、『到来する王国の僕』となるように」という言葉をもって、回勅Magnifica Humanitas の第16項で示した「神を『私たちの行動の地平線に』、人間を『私たちの決断の中心に』据える」という呼びかけを改めて強調された。
*「礎石」としての貧しい人々、移民、そして病者
そして、教皇は、詩編85項を引用する形で、教会の共同体全体によるこの共通の取り組みによって、「拒絶された石―貧しい人々、病者、移民、そして小さな者たち―が礎石となり、地上に強固で受け入れに満ちた共通の家が築かれるでしょう。そこでは、愛と真理が出会い、正義と平和が抱き合うことになります」と指摘。
そのためにも、「羊飼いであり、父である心をもって、さらなる”バベル”の建設を止め、善を築くために力を合わせ、人類がその美しさを決して失うことなく、世界が再び、すべての人間の心の中に、神が住まうことを望まれる場所を認識できるように」と呼びかけられた。
なお、教皇は、今回の総会へのオズワルド・グラシアス枢機卿の教皇特使の任命について、ゴア大司教のフェラン枢機卿から出されたことを指摘。書簡の最後に、自身の代表者(教皇特使)を、聖母マリアとその夫である聖ヨセフの慈愛に満ちた保護に委ねられた。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)