(2026.5.2 Vatican News Stefanie Stahlhofen)
ローマ教区司教の教皇レオ14世が2日、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂で、同教区の4人の司祭を補佐司教として叙階され、「すべての人々に寄り添い、神の近さを宣べ伝え、希望を再び灯すように」と求められた。

叙階のミサの説教で教皇は冒頭、 「これは民のための祝典です」とされ、叙階された新補佐司教たちに「親愛なる兄弟たち」と呼びかけられ、彼らが枢機卿代理と共にローマ司教である教皇を助け、「ローマの人々にとって善き羊飼いの姿となり、世界中に広がる神の聖なる民全体の愛を見守る」よう促された。
そして、「あなたがたが平和と一致の人となり、恵みと憐れみの糸で、この教区の広大で人口の多い地域を織りなすなら、違いを調和させ、受け入れ、耳を傾け、赦すことで、その司牧活動において預言者となるでしょう」と希望を述べられた。
*社会の”周縁”にいる人々の元へ出向くことが必要
また、昨年5月8日に教皇に選ばれて以来、「非武装かつ武装解除を促す平和」を提唱してこられた教皇は、イエスが「非武装かつ武装解除を促す預言者として、私たちの間を歩まれた」ことを指摘された。
教皇は続けて、前任者のフランシスコ教皇の言葉を引用しつつ、「物質的・実存的な周縁を心に抱くこと、社会の周縁にいる人々の元へ出向くこと」の必要性を強調され、「教会という聖なる建物や人間同士の兄弟愛において、誰もその主体となることから排除されない」ということを宣べ伝えるよう求められた。
そして、「司祭として、あなたがたは、共に歩んできた教区共同体と共に、この召命を受け入れました。今、新たな召命、さらなる使命が訪れます。その核心は常に同じ。すなわち、誰も、絶対に誰も、神に見捨てられた、と考えてはなりません。そして、あなたがたは、福音の核心にある、この良き知らせの伝道者となるのです」と励まされた。
*すべての人に開かれた姿勢を持ち、彼らが孤独を感じないように
教皇また、信徒、修道者、聖職者を問わず、「すべての人に対して、開かれた姿勢を持つこと」の重要性を強調され、「自分が探されるのを待つのではなく、自分から見つかるようにしなさい。司祭、助祭、修道女、修道士、そして使徒的活動に従事する信徒たちが、決して孤独を感じることのないようにしなさい。 彼らがそれぞれの奉仕活動において希望を再燃させ、一つの同じ使命の一員であると感じられるよう助けてください」と諭された。
「ローマの貧しい人々、巡礼者、そして世界中からここを訪れる人々が、この都市の住民、その制度、そして司牧者たちの中に、教会の真の顔である母性的な慈しみを見出せますように。私たちの信頼の母である『ローマの人々の救い(Salus Populi Romani)』が、常に私たちの道を導き、守ってくださいますように」。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)