
(2026.5.24 Vatican News Benedetta Capelli)
教皇レオ14世は24日、聖霊降臨の主日の正午の祈りに先立つ説教で、「教会が信仰への扉を開き、すべての人を温かく迎え入れるよう促す聖霊に、祈りを捧げよう」と呼びかけ、「抵抗、利己心、不信、偏見を克服し、兄弟愛が花開くよう、聖霊が助けてくださること」を願われた。
聖ペトロ広場に集まった信者たちに、教皇は、「初期の教会に豊かに注がれ、今日その構成員に新たに授けられ、日々の生活の中で私たちに光と力を与えてくださる聖霊の賜物」を黙想すること、「聖霊が、まだ閉ざされているすべての扉」を開いてくださるよう祈ることを求められた。
また、「私たちは、私たちを愛する父としての神を再発見する必要があります。。そうしてこそ、誰もが居心地の良さを感じる教会を築き、すべての民族の間に平和が支配する兄弟愛に満ちた世界を築くことができるのです」と語られた。
*聖霊は、神との出会いを助けてくれる
教皇は、この日のミサで読まれた『使徒言行録』2章1‐4節を引用して、開かれねばならない三つの「扉」を挙げられた。この箇所では、聖霊が「激しい風」としてあらゆる扉を開き、弟子たちを駆り立てて、復活したキリストの福音を宣べ伝えさせたことが記されている。教皇は、「最初に開かれるべき扉は、神ご自身の扉。神は、私たちに真の信仰を授け、聖書の意味を理解させ、隣人としてご自身を現し、神ご自身の命にあずかることを許してくださいます」と指摘。
「聖霊は、私たちが神を個人的に体験し、単に律法を遵守するだけでなくイエスにおいて神と出会い、私たちの内なる神を認め、日常生活における神の臨在のしるしを発見するのを助けてくださるのです」と語られた。
*聖霊は、教会の扉を開き、全ての人を向かえ入れる
第二の扉について教皇は、「『上の部屋』、すなわち教会、の扉」とされた。そして「聖霊の風は、世界の課題に直面して生まれる恐れや不安、そして時代の変化に対応できない無力感を吹き飛ばし、教皇フランシスコがしばしば語られたように、教会が『扉を開いた教会』となるようにする… 聖霊は、教会の扉を開き、教会がすべての人、さらには神や隣人、希望や生きる喜びに対して扉を閉ざしてしまった人々を受け入れ、もてなすことができるようにするのです」と述べられた。
*聖霊は、私たちの心の扉を開き、『愛』という同じ言葉で話せるようにする
そして第三の扉は、「人々の間の兄弟愛が生まれるために開かれなければならない、人間の心の扉」とされ、「聖霊は私たちの心の扉を開き、抵抗や利己心、不信や偏見を乗り越える手助けをしてくれます。それによって、私たちは神の子として、また互いに兄弟姉妹として生きることができるようになる。主の霊が宿る場所には、地球上の個人、集団、そして民族の間に兄弟愛が生まれ、誰もが『愛』という同じ言葉を話す。その言葉は、私たちの違いにもかかわらず、人々を結びつけ、調和をもたらすのです」と強調された。
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教皇は、正午の祈りの後で、翌25日が「中国の教会のための世界祈りの日」であり、「教会の母、聖マリア」の日と重なることに注目され、「聖母マリアの取り次ぎによって、中国の信徒共同体に一致の恵みが与えられ、誰もが日々の苦闘の中で福音を証しする力を得て、希望と平和の種となることができるように、中国北部で最近起きた鉱山事故の犠牲者たちに、永遠の平安がもたらされますように」と祈られた。
続いて教皇は、「キリスト教徒の助け手」であるマリアに改めて呼びかけ、「戦争のために苦しんでいる聖地、レバノン、そして中東全域のキリスト教共同体」を彼女に委ねられた。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)