(2024.12.15 Vatican News Salvatore Cernuzio =travelling with the Pope)
コルシカ島からの15日夕の帰路のフライトのスケジュールがタイトだったため、教皇フランシスコは同行記者団との恒例の記者会見を行わなかったが、アジャクシオで多くの親子が集まっているのを見てうれしく思ったことを語られた。そして、記者団からは17日の88回目の誕生日を前にサプライズのケーキがプレゼントされた。
教皇は、機内で会見の時間はとれなかったものの、記者たちに話しかけられ、「取材ご苦労様でした… ひとつだけ申し上げたいことがあります。それは、子供たちです。その数を見てください。(コルシカ島には)子供たちがいました」とされ、9月に東南アジアとオセアニアを訪問された際に立ち寄った場所のひとつ、東チモールでの経験を思い出しながら、「子供たちがいる親たちを見てうれしく思いました。これが未来です」と回想された。
また、次の海外訪問先を尋ねられて、「分かりません」と笑顔で答えられた。
短いフライトの間、バチカンに認定された世界のジャーナリストの団体であるAigavのメンバーから、17日に88歳の誕生日を迎える教皇に誕生祝いのケーキがプレゼントされ、「ハッピーバースデー」の合唱と共に、さやかなお祝いのひとときを過ごされた。教皇は笑顔で「ありがとう」と何度も繰り返し、いつも「旅の仲間」と呼ぶ人々を手で祝福した。