☩「友愛と平和こそが、私たちの使命であることをすべての人に示すように」教皇、復活節第五主日の正午の祈りで

Pope Leo at this Sunday's Regina CoeliPope Leo at this Sunday’s Regina Coeli  (@Vatican Media)

(2026.5.3  Vatican News   Moriba Camara, S.J.)   

 教皇レオ14世は3日、復活節第五主日の正午の祈りに先立つ説教で、「信仰は、所有や達成への不安から私たちの心を解放する」とされ、「友愛と平和こそが私たちの使命であることをすべての人に示すように」と信者たちに呼びかけられた。

 説教の冒頭で教皇は、「復活の光に照らされて、イエスが私たちに語られた言葉が新たな意味を帯びる… かつて弟子たちを困惑させたり悩ませたりしていたことが、今や彼らの記憶に蘇り、心を温め、希望を与えてくれるのです」と語られた。

 そして、復活の光に照らして最後の晩餐について記したヨハネ福音書の箇所、「私は、あなたがたのために場所を用意しに行く。そして、戻ってきて、あなたがたを私のところへ迎える。そうすれば、私がいるところに、あなたがたもいるようになる」(14章3節)を取り上げ、「『死に対する勝利』という偉大な神秘へと私たちを招き入れるキリストの約束」を強調された。。

*兄弟愛の新たな論理

 続けて教皇は、排除と競争に特徴づけられた旧世界の論理と、神の国の論理とを対比され、「私たちが今も歩んでいる旧世界では、排他的な場所が注目を集めます… しかし、復活された方が私たちを導く新しい世界においては、最も価値あるものは、誰の手の届くところにある。これは、『すべての人がその独自性において認められる』というビジョンです。誰も他人と混同されることはなく、誰も見失われることはありません」と言明。

 「死は人の名と記憶を消し去ろうとするが、神のもとでは誰もが完全に自分自身である。まさにこれこそが、私たちが生涯をかけて探し求めているものであり、時にはほんの少しの注目や承認を得るためなら、何でもしようとするほどである。」

 

*信仰と自由

 また教皇は、聖ペトロ広場に集まった人々に対し、キリストを信頼するよう促された―「あなたがたの心は騒がせないで…神を信じなさい。また、私も信じなさい(ヨハネ福音書14章1節)。このような信仰は、所有や達成への不安から、価値を得るために名声ある地位を追い求めるという幻想から、私たちの心を解き放ちます。人間の尊厳は社会的承認に依存するものではない。一人ひとりは、唯一の真の現実である神の神秘において、すでに無限の価値を持っているのです」と説かれた。

*天国と兄弟愛

 教皇はさらに、「キリスト者は、地上で天国を先取りし、兄弟愛と平和こそが私たちの召命であることをすべての人に示すよう、招かれています」とされ、「この愛の形において、それぞれの人は自らの真のアイデンティティを見出す。多くの兄弟姉妹の中にあって、各人は自分だけが唯一無二の存在であることを知るのです」と強調。 説教の結びに、教皇は、このメッセージを聖母マリアの取り次ぎに委ね、「すべてのキリスト教共同体が、すべての人に開かれ、一人ひとりに心を配る家となるよう祈ってくださるように」と願われた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2026年5月3日