☩「共通善を促進するためには、あらゆる人々と対話することが重要」-教皇、「AI for Good」国際会合へメッセージ

Pope Leo XIV’s encyclical “Magnifica humanitas”Pope Leo XIV’s encyclical “Magnifica humanitas”
(2026.7.8  Vatican News)

   教皇レオ14世は8日、7日にジュネーブで始まった「AI for Goodグローバル・サミット」にメッセージを送られ、先に発表された回勅『 Magnifica humanitas』について言及。「人工知能(AI)とその技術的発展がもたらす負の影響」について多くの人々の声に耳を傾けることから生まれたものであることを強調された。

 同サミットは、国連国際電気通信連合(ITU)が他の国連機関やスイス政府と提携して主催。AIが世界をどのように形作っているかを探求し、重要な地球規模の課題に対する解決策を提供することを目的としている

 メッセージで教皇は、「回勅は、AIと関わり、共に働く様々な人々の声に耳を傾けることから生まれたが、それはアルゴリズム(ある目的や問題を解決するための「手順」や「計算方法」)の悪用の可能性に関する憂慮すべき報告や、重要な分野における人間の主体性の喪失によっても促されました」と説明。

 そして、「人類の未来に関する現代の主要な問いを提起するAIについて考察するために皆様が集まるにあたり、とりわけこの画期的な転換点において、聖座が皆様と共にあり、対話に開かれていることを確約したい」とされ、AI時代における人間の尊厳の擁護に関する同回勅で、共通善と、すべての人々の尊厳ある生活を促進するための新たな道を見出すために「あらゆる人々との対話を希望」したことを強調された。

 さらに、 「回勅 『Magnifica humanitas』は、計り知れない苦しみを和らげる可能性をもたらす技術の開発に、真摯な熱意を持って取り組む科学者や技術者たち、公正な規則を粘り強く模索してきた政治指導者や公務員たち、そして若い世代の未来を深く案じる親や教師たちの声に耳を傾けたことから生まれました」と述べる一方、「この回勅は、AIが人間や社会に及ぼしてきた悪影響にも触れています… 建設的で実りある議論に臨むことを願いつつ、『人類に奉仕する』ための皆さんの努力に対し、喜んで祈りを捧げることを約束します」と語られている。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2026年7月9日