☩「シリアの人々のために、これ以上の紛争、分裂が続かないように」教皇、政治的解決を強く希望

(2024.12.11 バチカン放送)

 シリアで50年以上続いたアサド父子による独裁政権が崩壊し、反体制派への政権移行が進もうとしているが、教皇フランシスコは11日の水曜恒例一般謁見で、この問題に触れ、これ以上、紛争や分裂が続かないように、安定と一致を確実にする政治的解決を強く希望された。

 教皇は、「歴史上、非常にデリケートな状況に置かれている現在のシリア情勢を毎日見守っています」とされ、同国の平和と安定を願われるとともに、「シリアの人々が愛する祖国で平和と安全のうちに暮らせるように、長年の戦争で疲弊した同国のために異なる宗教が友愛と尊重のうちに共に歩み、貢献をもたらすことができるように」と聖母マリアの取次ぎを祈られた。

(編集「カトリック・あい」)

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2024年12月12日