☩「ウクライナの人々への支援、国際人道法が脅威にさらされている中での前向きな取り組みを讃える」-教皇、サンマリノへ半日訪問

Pope Leo XIV meets with the civil authorities of San MarinoPope Leo XIV meets with the civil authorities of San Marino

 教皇レオ14世が22日、サンマリノ共和国に半日の司牧訪問をされた。

 公会堂でサンマリノの行政当局者と会見された教皇は、挨拶で、1982年に訪問した聖ヨハネ・パウロ2世教皇や2011年に訪問したベネディクト16世教皇の足跡を振り返り、世界最古の共和国を訪問できたことを喜びとされ、「『至高の共和国』として知られるサンマリノは、そのモットーである『Libertas(自由)』に基礎を置き続けており、教この言葉がサンマリノの歴史と未来への抱負を要約しています」と語られた。

 そして、「強調したいのは、個人の自由なくして真の市民的自由はあり得ないこと、すなわち、自由がその不可欠な構成要素である『人間の尊厳の尊重と促進』なくして、真の市民的自由はあり得ないこと。この自由は神によって与えられ、保証されています…そして、自由を促進することは『良心の領域を守ること』を意味します」と語られ、殉教の末に命を捧げた多くの男女-政治家や公人の守護聖人である聖トマス・モアをはじめ、良心と、神の子であることから生じる自由に忠実であり続ける多くの人々を例に挙げられた。

 さらに、「自由とは、自己の献身、交わり、出会い、そして対話を通じて実現され、三位一体の神から流れ出るもの… この神学的な言及は、おそらく過剰に思われるかもしれませんが、自由の名の下に提示されながらも、実際には偶像や権力に”奴隷化”されている政治的・経済的プロジェクトを、その根源から腐敗させる偶像崇拝に直面している今日、これは必要不可欠であると私は信じています」と強調された。

 教皇はまた、キリスト教的な自由と交わりのビジョンを擁護し、「それらは共に立ち、共に倒れるもの」としつつ、サンマリノの建国者である聖マリヌスと聖レオに注意を向け、「彼らの勤勉さと創意工夫が、共和国の国民の中に今も息づいている。自由には、平和の構築に向けた積極的、かつ建設的な参加への揺るぎない献身が伴います」と述べられた。

 続けて教皇は、「サンマリノとバチカンは、国家間の相互理解を促進するための外交と多国間主義への願いを共有しています」とされたうえで、サンマリノ共和国に対し、カトリック社会教義の原則、とりわけ「共通善の追求」、「財の普遍的帰属」、「補完性と連帯の調和」、そして「社会正義」を基に、「良き政治の実験場」としての役割を果たすよう求めるとともに、「受胎から自然死に至るまであらゆる人間の生命の保護に表される『人間への配慮』という中心的な目標を追求するよう、会見の参加者たちに強く促された。

 そして、「この他者への配慮は、創設当初からサンマリノの歴史を特徴づけてきたもの。それは何世紀にもわたり、苦しみや困難に直面する人々を決して見捨てなかった『もてなしの伝統』に如実に表れています」と指摘され、特に、ウクライナの人々への支援と寛容、そして国際人道法(注・ジュネーブ条約をはじめとする主要な武力紛争関連法)がますます脅威にさらされている状況下での同国の(注・積極的な批准など)国際人道法への取り組みを称えられた。

 挨拶の最後に教皇は、すべての人々のために勇気と先見の明をもって尽力したサンマリノの政治指導者や市民に感謝の意を表し、その取り組みをこの国のキリスト教の伝統がもたらした成果だ、と讃えられた。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

 

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2026年8月22日