Mourners hold a vigil for victims of an attack on an IDP camp in Goma, DRC (ANSA)
(2024.8.21 Vatican News Deborah Castellano Lubov)
教皇フランシスコは21日、水曜恒例の一般謁見で、ウクライナ、ミャンマー、コンゴ民主共和国、南スーダン、聖地などで続く紛争と政情不安を改めて思い起こされ、これらの国・地域での速やかな平和回復を祈られた。
教皇は、一般謁見の参加者たちに、まず、ロシアの一方的な侵略によるウクライナの人々の大きな苦しみに注意を向けられ、「苦境に立たされたこの国を忘れないように」と求められた。
さらに、ミャンマー、南スーダン、コンゴ民主共和国の北キヴ州など戦乱の紛争の中にある、世界の多くの国々を忘れないように求められ、聖地での紛争に苦しみ続けている人々のためにも祈るよう促された。
教皇は「戦争と分裂に特徴づけられた私たちの世界は、これまで以上に聖霊の賜物を必要としています」とされ、信者たちに日々の生活の中で平和に生きることを実践するよう勧められ、「まず家庭や職場から、愛と平和と善良さを日々の生活の中に取り入れてください」と願われた。
そして、現在多くのポーランド人がヤスナ・グラの聖母への巡礼を行っていることを思い起され、聖母マリアが「切望される平和の賜物を世界に与えてくださるように」と祈られた。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)