
(2025.2.12 Vatican News Joseph Tulloch)
教皇フランシスコは12日の水曜恒例の一般謁見で、世界のカトリック信者たちに「平和のために祈り、平和のために懺悔しなさい」と促された。
一般謁見の終わりに教皇は、用意していたイタリア語を話す人たちへのあいさつ文を脇におかれ、”即席”で平和への呼びかけをなさった。「私は、戦争状態にあるすべての国々を思い浮かべます… 姉妹たち、兄弟たちよ、平和のために祈りましょう。皆でそれぞれの役割を果たそうではありませんか」と。
さらに教皇は、「私たちは人を殺すために生まれてきたのではなく、人を成長させるために生まれてきたのです。平和への道を見出そうではありませんか」と信者たちに呼びかけ、「日々の祈りの中で平和を求める」よう促された。
そして、ウクライナでの戦争勃発以来、一般謁見でほぼ毎回なさっておられるように、「苦しむウクライナ」について言及。「どれほど苦しんでいることか!」と強く嘆かれた。続けて、世界で最も悲惨な紛争地域としてウクライナに加え、「パレスチナ、イスラエル、ミャンマー、北キブ、南スーダン」を挙げ、「どうか平和のために祈ってください。平和のために懺悔してください」と訴えられた。
(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)