(2026.8.5 Vatican News )
教皇レオ14世は5日、約一か月ぶりの水曜恒例一般謁見で、第2バチカン公会議を学び直す講話を再開。5回目となる典礼憲章の考察で、典礼の祈りの重要性に焦点を当て、典礼が「出会いの場、御子を通して人類に近づこうとする神の御業の場」であることを強調された。
講話で教皇は、「使徒パウロが示しているように、私たちに祈りを教えてくださるのは聖霊です… 聖霊降臨の日から、聖霊は教会に宿り、教会のあらゆる活動、とりわけ祈りに霊感を与えています。それ以来、教会は復活の神秘を祝うために集まることを決して怠ったことはありません」と指摘。
*祈りは、その真の姿において再発見する価値がある
続けて、「現代のような、効率重視や消費主義的な考え方が支配的な状況の下では、祈りは無意味で、取るに足らないものに見えるかもしれません… 科学と技術が『すべての答えを提供する』とされる世界において、祈りは『現実逃避』の一形態、あるいは単に『個人の幸福を目的とした心理的手法』の一つに過ぎないように見えるかもしれません」とされたうえで、「祈りは、その真の姿において再発見する価値があるのです」と説かれた。
*典礼は、祈りを通した「神との出会いの場」
そして、「典礼憲章は、その再発見の必要性を真剣に受け止め、『祈り』という言葉が典礼全体を指すものであることを明言しました。この視点は決定的です。なぜなら、それが典礼改革を導き、信徒の積極的な参加をその中心的な柱としたからです」とされ、「典礼は、何よりもまず、『出会いの場』、すなわち『御子を通して人類に近づこうとする神の御業の場』として提示されているのです」と強調された。
*日常生活を聖化すること
教皇はさらに、毎週、そして毎日、聖体祭儀と祈りは「教会の命の息吹であり、聖霊を教会の体全体に巡らせるもの」であり、「この祈りにおいて、キリストは、全人類の共同体を御自身に結びつけ、神への賛美の歌を歌う御自身の歌に、その共同体を加えるのです… 聖体の光を引き延ばす聖体礼儀と結びついた聖務日課は、私たちの日常生活の時間を聖化します」 と述べられた。
そして、さまざまな時の祈りについて、「朝は、信仰と感謝をもって一日を始める祈り。正午に、労働のさなかでも忠実であり続ける力を求める祈り。そして夕方、仕事を終えると、夕の祈り日没の瞬間に寄り添う。夜には、祈りをもって、神の平安に身を委ね、眠りにつきます」と語られた。
最後に教皇は、「時と共に行う祈りは、希望の行為。この地上の巡礼の旅において、私たちは全教会と共に、主の栄光に満ちた再臨を待ち望みながら、目を見開き続けているのです」と講話を締めくくられた。