Sr.阿部の「乃木坂の修道院から」㉗「何事にも『神の意が働いている』という教えを除くと、人生は意味を失う」ー福者アルベリオーネの金言

 何事が起きも、どんな状況に在っても、最終的に受諾し、腑に落ちる考え方、というか、信念があり、書にしたため、頭上に掲げて生きています。

「何事にも『神の意が働いている』という教えを除いてしまうと、人生は意味を失い、人の悪意と力に弄ばれて、ただ、闇雲に進んで行くだけになってしまいます』(福者ヤコボ・アルベリオーネ)。

 実に納得させてくれる人生後半戦を支える金言です。あらゆる事態、全ての営みの鉱脈に「神の意」を信じる事が、人生に深い根拠と動じない安らぎを与えてくれる。数えきれない出会いと体験、歳を重ねて、ますます深まる実感です。

 聖パウロ会の創立者(1884-1971)、福者アルベリオーネ神父は、広報メディアによる福音宣教に献身する修道会を、新たな世紀に入る1900∼1901年の夜、聖体の前で祈りの内に閃きを受け、1914年聖パウロ会、翌年女子パウロ会を創立しました。

 お導きで女子パウロ会に入会して養成を受け、アルベリオーネ神父の生き方考え方に引き込まれ、魅せられて生きてきました。創立者の神学理念に徹した信心、現実的で具体的な霊性と宣教手法は、この道を断念し迷う時もありましたが、文明の利器を使って福音を宣べ伝える献身の道を、この方に惹かれ走り続けて来て、今、感慨無量です。

 生成AI が闊歩する社会状況においても、『イエスの喜びの福音』のために奉献生活を生きることに、迷いはありません。

 先日、「家庭の友」6月の特集号で「生成AI について考える」と題するサレジオ会の阿部仲麻呂師の記事を熟読し、活が入りました。生成AIが 急速な勢いで、ここそこに。凄い時代になったものですね。「電力がなければ、生成AI はガラクタになるのも事実であり、人間の活躍は今後も価値があります」との記事の結びに納得、ほっとしました。

 効率優先のAI 社会にあっても、人間の輝き、閃きが、一人ひとりの『声と顔』が、生き生きし、「自分で決断して主体的な挑戦をする姿勢」が、決して失われないよう、日々祈り奉献し続けよう、と心を新た

しています。

 創立者の、さらに励まされる一言、『知恵と力、心を、全て注ぎ込んでなすべき事にあたる。その時人は今を最高に生きる』を心に明記し、精一杯の捧げる人生を生きたいです。

 読者の皆さん、暑い日が続きます、お身体大事にお励みください。心からの祈りの声援を送っています。

(阿部羊子=あべ・ようこ=聖パウロ女子修道会会員)

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2026年8月7日