・菊地大司教の日記㊼ 荻窪、高円寺両教会で堅信式、そしてイエズス会中国センター

2019年7月29日 (月)

Ogikubo1901 このところ多忙を極め、また移動していることが多く、司教の日記のエントリーが大変遅れており、申し訳ありません。 前回のポスト以降、7月14日には荻窪教会を訪問し、堅信式を行いました。

 荻窪教会に出かけるのは、実は東京の大司教になってから二回目です。一回目は、着座式の翌日の日曜日、当時の小教区管理者であった高木師に同行して、サプライズでミサをささげに出かけました。

 今回は堅信式ミサで、公式の訪問です。現在の小教区管理者は教区事務局長の浦野師です。10名の方が堅信の秘跡を受けられました。おめでとうございます。ミサ後には、信徒会館で祝賀会も行われました。(写真は荻窪教会)

Kouenji1903 そして次週の7月21日。まず午前中は高円寺教会へ。高円寺教会は、先般、朝ミサの間に司祭館が火災で焼失しました。漏電とみられています。

 ちょうどミサの間で、主任司祭の吉池師も信徒の方も聖堂におられ無事でしたが、火災はたまたま通りかかった方が通報してくださったそうです。 残念ながら全焼で、現在は取り壊して更地になっています。

 このため主任の吉池師はカテドラル構内に仮住まい中。朝早く、荻窪に向かう浦野師の車に、私と吉池師が同乗して、高円寺教会へ向かいました。一日も早く、司祭館の再建工事がはじまるように準備が進められています。(写真は高円寺教会。なお聖堂は火災の被害を受けていません)

 この日のミサでは、14名の方が堅信の秘跡を受けられました。おめでとうございます。ミサには私と吉池師と一緒に、近くに修道院のあるクラレチアン会の梅﨑神父様の、共同司式してくださいました。

 そしてこの日は、午後から、上野教会へ向かい、この小教区にあるイエズス会の中国センターでの中国出身の共同体の方々のミサに共同司式で参加しました。中国本土出身の方々が主なメンバーです。ビジネスだったり留学だったり。定住している方も多くおられ、なんと言っても子どもたちが多い。(下の写真が上野教会)

 ここでは、上野教会の主に日本人の共同体と、主に中国人の共同体が、全く別々になることなく、互いに協力し合いながら、小教区が運営されています。  私は中国語ができないので、この日のミサの司式は、イエズス会の山岡師。中国センターの創立者でもあるディーターズ師(写真右端)は、90を超えてもまだまだ元気に共同司式に参加。そして中国センターの責任者である井上神父様(写真左端)。Chinac1902

 聖歌隊はとてもよく練習を積んできたのでしょう。素晴らしい歌でしたし、侍者の子どもたちも大勢でした。

  ミサ後には、上野教会の一階のホールで、歓迎の集まりを開いてくださいました。子どもたちだけではなく、大人の女性陣も歌とダンスを披露、そしてなんと男性陣のダンス披露では山岡師も参加。写真は、ちょっと公開できないです。

 東京教区の共同体の一員としての意識を保ちながら、これからも活力ある共同体を育てていってくださいますように。

(菊地功=きくち・いさお=東京大司教)

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2019年7月30日