・菊地大司教の日記・小金井教会でヨハネ会誓願式と金祝、ダイヤモンド祝

2020年11月 1日 (日) ヨハネ会誓願式@小金井教会

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 10月31日土曜日の午後2時から、小金井教会で、福音史家聖ヨハネ布教修道会の誓願式が行われました。通常は略して「ヨハネ会」と呼ばれるシスター方は、社会福祉法人を通じて、主に桜町病院を中心とした諸施設に関わってきました。同修道会の歴史は、こちらのホームページをご覧ください。

 この日は、同会はじめてとなるベトナム出身のシスターが初誓願をたてることになり、東京近隣のベトナム出身の司祭たちが集まりました。感染症対策のため、一般の方を招くことができず、聖堂内は主にシスターたちが間隔を空けて座り、歌唱も最低限としました。

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 初誓願を宣立されたのは、シスターピア・レ・ティ・トゥ・フォンさん。おめでとうございます。

 そして同じミサの中で、有期誓願を更新したシスターが二人、誓願の金祝をお一人が祝い、さらに60年であるダイアモンド祝を三人のシスターがお祝いされました。金祝とダイアモンド祝のシスター方は、それぞれがあらためて誓願生活への決意の言葉を述べられました。

 コロナ禍にあって、命の危機に具体的に直面してきた私たちは、何かしらの不安を抱えて生きています。先行きが不透明なため、闇の中でさまよい続けているような状況です。その中で、孤独のうちに孤立する人、必要な助けが得られない人、命を生き続けることに力尽きてしまう人、様々な側面から神の賜物であるいのちは危機にさらされています。

 教会はその中にあって、いのちの希望を高く掲げたいと思います。その教会で、率先して人生をかけていのちの希望をあかしする奉献生活者の存在は重要です。

 教皇ヨハネパウYohane20fロ二世は、使徒的勧告「奉献生活」に、「他の人々がいのちと希望を持つことができるために、自分のいのちを費やすことができる人々も必要です」と記し、奉献生活者が教会にとって重要な存在であることを指摘されました。

 誓願に従い、清貧・貞潔・従順を懸命に生き、福音をあかしする存在として闇の中に輝かれますように。

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2020年11月2日