・Sr.阿部の「乃木坂の修道院から」㉘「聖霊の”ナビ”をスイッチ・オンにして”シノダリティ″を生きよう!」

 心に明記した鉄則、「視界ゼロの状況では動かない、人生の大切な事は決めない」。今日ここに至るまでの長い人生を護り導いたくれました。

 ”ナビ”が大活躍する現在、便利至極になりましたが、人間の魂の”ナビ”は少し深く、高い次元で霊波が飛び交っていると思います。

 すべての人間の魂に込められている神様からの聖霊の”チップ”、これが感知する次元が厳然とあると信じます。絶対に遮断されない霊波が宇宙に満たされているのです。この霊波の働きを感知しながら数えきれないほどの惠、導かれた体験をして来ました。

 この霊のナビを意識し始めたのは、タイに派遣されて間もない頃でした。フィリピン管区管轄下でタイに女子パウロ会を始めるにあたり、日本管区を去りフィリピンの2人の姉妹とタイ国へ。司教協議会に正式に受け入れられ、タイ語学習しながら宣教の準備を始めました。邦人修道会に泊めたいただきながら家探し…、フィリピンとタイ文化に親しみ馴染むちょっとワクワク挑戦の生活でした。

 しばらくして、次々と二進も三進も行かない状況、自分の限界に突き当たりました。聖霊の導きをお願いして祈り、示唆される知恵に素直に即従おう、きっと導いてくださる。そう確信して心身鎮めて聖霊の”ナビ”を感知し、どんな閃き、囁きにも理屈をこねずに従いました。

 小さな例ですが、1人の姉妹がカルチャーショックで、食事もせずに寝込んでしまいました。その時の聖霊”ナビ”の囁き、『私が用意する食事を受け付けなくなったらそれ迄、フィリピンに連れ帰ろう』、毎日炊事をしていたので、姉妹の好みの食事を用意して、『食べて元気になってね』と運び続けました。完食、どんどん元気になり、労苦を共にしながら一緒にずっと働きました。

 小事につけ大事につけ、導かれ、救われました。語り尽くせない、神様だけが天のノートに付けてくださっている事ごと、聖霊の”ナビ”が見事に。細やかに、これまで導いてくださいました。これからも、そう固く信じて、電気が無くても働く聖霊”ナビ”に導かれて精一杯、召されたパウロ会会員としての宣教人生を完走したいです。姉妹たちと一緒に、多くの人々と共に。

 愛読者の皆さん、聖霊の”ナビ”をスイッチon にして、今日の流行語「シノダリティ(共働性)」を生きましょう。

 余談ですが、人間が理屈をこね、知恵を働かせている間は、聖霊はお休みしているのだそうですよ。

(阿部羊子=あべ・ようこ=聖パウロ女子修道会会員)

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2026年9月7日