・「カトリック精神を広める」㉞勧めたい本紹介・17「聖カルロ・アクーティス-デジタル時代の使徒」いつくしみセンター著

 今回取り上げるのは、「聖カルロ・アクーティス-デジタル時代の使徒」いつくしみセンター著(2026年8月15日初版 税込み1,320円)だ。。

 カルロ・アクーティスは、2006年に15歳で亡くなり、2025年9月7日に、カトリックの聖人に上げられた。ジーンズを履き、ポケモン等のゲームにも興じたことのある現代の普通の少年が、聖人となったのである。その伝記が本書だ。

聖人とは何か。一言で言えば、いま現在、確実に天国にいて、私たち信者の模範となり、天国でイエスキリスト様への取り次ぎをしてくださる方、と言える。聖人に認定されるためには、聖人の取り次ぎで起こった2つの奇跡が必要だ。本書にはその経緯が記されている。そのご遺体は、神様の恵みにより腐敗から免れ、イタリアのアッシジのサンタ・マリア・マッジョーレ教会に置かれており、信者はガラス越しでご遺体を見ることができる。

 聖カルロ・アクーティスが生前もっとも心血を注いだのは、ご聖体への信仰を広めることで、彼が作ったホームページには、世界各地のご聖体にまつわる奇跡が紹介されている。その一つには、聖変化を疑った神父のもとで起こった「パンとぶどう酒が本物の血と肉となった奇跡」がある。それは現在に至るまで腐敗することなく、イタリア、ランチャーノの教会で保存されている。

 わずか15歳の聖カルロ・アクーティスが、インターネットやスマホが跋扈(ばっこ)する現代において、なぜ聖人の位に上げられたのか。しかも聖人の家族は、毎日ミサに預かる敬虔なカトリックの家族ではなかった。彼らは、わずか15歳の聖人に感化されて熱心なカトリック教徒になっていったのである。その秘密は本書に記されている。

 (横浜教区信徒・森川海守=もりかわうみまもる):noteに記事を書いています。ご覧いただければ幸いです。(https://note.com/mamoru_umi)

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2026年9月30日