・FABC総会第三週の討議テーマ「新たな道を構想する」第2日

(2022.10.25 FABC news  PRESS NOTE )

 FBAC総会の最終週の討議テーマ「新たな道を構想する」の2日目、25日は、日本の代表団が朝の祈りを務めることではじまり、クリエンサック・コヴィタバニ枢機卿の司会のもとに進められた。

 午前の討議は、前日に続いてレスリー・デソーザ氏が指導し、 ‘Theory-U’の手法*による次のステップ、Presencing and Absencing」について、過去のパターンをダウンロードすることから、新たな改良された手法に移行することの短い説明から始めた。参加している司教たちは、グループに分かれてのケーススタディを続け、その後、学んだことを報告し合った。

 午後は、参加者たちが 15 人づつのグループに分かれ、総会の最終文書の骨格をなす特定のトピックについて一定の枠組みに基づいて議論したあと、その内容について点検、見直しを行った。

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 *「Theory U 」とは、複雑な組織の中で必要な変化と革新を促進するための意識ベースの方法論。耳を傾けるプロセスを深める中で、 厳格な仮定を緩め、共通の意図を見つけ、深い受容性と開放性の空間から組織の働きを感知する・・というが、今総会のような短期間に、参加者がどこまでこうした手法を消化できるのか、一般社会、とくに教会であまり知られていないこの手法が、今回の総会の議論ととりまとめにどれほど役に立つのか、疑問もある。(「カトリック・あい)。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2022年10月27日