・香港、新型ウイルス感染再拡大で公開ミサ中止継続へ

Hong Kong residents must wear face masks in publicHong Kong residents must wear face masks in public  (AFP or licensors)

香港のカトリック教会は27日、新型コロナウイルスの香港での感染再拡大を受けて、14日から実施している公開ミサの中止など感染防止策を継続すると発表した。

厳しい対策の継続を決めたことについて、香港教区長の湯漢枢機卿は「これまで2週間、新型ウイルスの感染は悪化を続けており、香港政庁は間もなく、従来よりもさらに厳しい対策をとることになるだろう」と説明した。

継続が決まった対策は、公開ミサを日曜、平日ともに中止するほか、結婚式ミサは参加者を20人までに限るが、葬儀ミサには参加者に制限を設けない。また、個人的な祈りや聖体訪問のために聖堂を訪れることはできるが、いずれの場合も、社会的距離を保ち、マスクを着用、入堂時の検温などが必要。

また、インターネットを通じた「オンライン・ミサ」への参加、霊的な聖体拝領、主日の聖書朗読箇所の朗読やロザリオの祈りなどを勧めている。

香港では27日まで7日連続で三桁の新規感染者が出ており、香港政庁は27日、今後一週間に限定した措置として、2人以上で集まることを禁止、すべてのレストランを閉鎖、公の場でのマスク着用の義務化を実施している。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

 

 

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2020年7月29日