・菊地・司教協議会会長がアジア連盟50周年総会に当たって祈りのお願い

(2022.10.12 カトリック・あい)

 アジア司教協議会連盟(FABC)の50周年記念総会が12日からバンコクで始まったが、日本の司教協議会会長の菊地・東京大司教が11日付けで、日本の信者あてに以下のお願い状を出した。

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日本のカトリック信者の皆様  FABC50周年総会開催にあたってのお祈りのお願い

 アジア各国の司教協議会の連盟組織であるアジア司教協議会連盟(FABC)は、1970年に誕生し、すでに50年以上にわたり、アジアにおける牧者である司教たちの協働性を具体化し、アジアにおける福音宣教のために協力し合い、またそのためにアジアの教会独自の道を模索する研究や啓発活動を続けてきました。

 このたび、コロナ禍で2年遅れてしまいましたが、創立50年を記念した総会が、バンコク大司教区の司牧センターを会場に、10月12日から10月30日まで開催されることになりました。

 今回の総会は、「FABC50周年:アジアの諸民族としてともに旅する…彼らは別の道を通って…行った(マタイ福音書2章12節)」をテーマと定め、アジアの教会に対する主の呼びかけを識別し、これまでの活動を振り返りながら、アジア各地の教会の現状に目を向け、将来に向けての機構改革を視野に、FABCの在り方そのものを見直す機会とされています。

 そのため、通常よりも参加人数を拡大し、通常であれば各国・地域二名程度の司教の参加であるところ、例えば日本からも前田枢機卿様やわたしをはじめ、6名の司教が参加することになっています。さらに会期中には、オンラインを活用して信徒の方々の声に耳を傾ける機会を設けており、日本からの声も届けられる予定です。

 また教皇様はご自分の特使として、アントニオ・タグレ枢機卿様を派遣され、枢機卿様は閉会のミサを司式されることになっています。

 会期中、毎日の朝の祈りは参加各国・地域に割り振られ、事前に作成したビデオでの祈りが行われます。組織委員会から、それぞれの国・地域が担当する日には、司教たちだけでなく、その国・地域の教会全体で祈りをささげてほしいという希望が寄せられています。

 日本が朝の祈りを担当するのは10月25日(火)となっています。この日には、ぜひ一日のうちどこかで、司教たちのために、FABCのために、アジアの教会のために、お祈りいただければ幸いです。また総会期間中、司教たちの上に聖霊の導きがあるように、皆様からお祈りいただけましたら、幸いです。

2022年10月11日 日本カトリック司教協議会 会長 カトリック東京大司教 菊地功

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2022年10月12日