・東京教区第二回オンラインパネル討論会「コロナ禍の今、教会のミッション」を2月6日に

(2021.1.27 菊地大司教の日記より)

東京教区災害対応チーム第二回オンラインパネルディスカッション「コロナ禍の今、教会のミッション」を2月6日に

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 カトリック東京大司教区には災害対応チームが存在します。まだ出来たばかりです。もともとは東日本大震災の経験から、首都直下型地震などの災害に襲われたときどのように対応するのか、日頃から備えておくことを一番の目的として、2018年春に豊島神父様を中心に数名の方を任命いたしましたが、まだこれから内容を整えていこうとしていたところです。

 そんなときに、新型コロナ感染症が襲いかかってきました。教区としては、新型コロナ感染症が地震などの大規模災害と変わらない甚大な影響を社会に及ぼしていると認識し、当初から教区としてどのような対応が出来るのか検討を始めました。チームとして直接の支援活動を実施する体力と組織がまだありませんが、検討を続ける中で、教区の教会の中には、このような状況に対応して、これまでの教会活動の前例にとらわれずに何が出来るのかを模索し、挑戦している方々が大勢おられることを知りました。

 そこで、さまざまな側面から行われているそういった活動を、広く教区の皆さんにも知っていただき、さらにはご自分たちの出来ることを、考え挑戦してみるヒントとして、情報提供したいと思いました。今、すべてのいのちを守るために、教会は常識の枷を打ちやぶって挑戦しなくてはなりません。

 災害対応チームでは、昨年4月末頃から、ほぼ毎週、zoomを使ったオンラインで打ち合わせ会議を継続してきました。これまで開催された毎週のすべての会議に、オンラインであったおかげで、わたしも参加してきました。その中での議論から、東京大司教区のホームページに特設サイトを設けて情報提供をしたり、Facebookページで情報提供を行ってきました。

そして昨年11月、実際に教会で活動している人たちの声を届けようと言うことで、オンラインのパネルディスカッションを初めて開催しました。

 教会は、今回の感染症に伴うさまざまな制約の中で、たくさんのものを失いました。聖堂に集まって一緒に祈ることが難しくなったことがその筆頭ですが、それ以外にも、人が集まるさまざまな活動が停止しています。

 いま、単にその失ったものをどう補填するのかという視点だけではなく、そもそもわたしたちに与えられている使命、すなわち福音を、「時が良くても悪くも」伝えていく使命から、逃れることが出来ないと言うことを、あらためて自覚し、そのための道を切り開く必要があります。

 その道を探るために、今回は、具体的に教会から社会へ発信する活動をしている人たちの声を聞くために、二回目となるオンラインパネルディスカッションを企画しました。2月6日土曜日の午後1時半から3時半です

 事前の登録は不要です。Facebookページからご覧いただけます。

リンクはこちらです。URL: https://www.facebook.com/tokyo.diocese.saigaitaiou

 スピーカー機能のあるパソコン・タブレット・スマートフォンをご利用ください。

 この困難な状況を前向きに受け止め、福音宣教のために何が出来るのか、いのちの言葉を必要としている人のもとにいかにして届けるのか、一緒に考えてまいりましょう。

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2021年1月30日