・東京教区が政府の緊急事態宣言受けた対応策

021年01月07日

(2021.1.7 カトリック・あい)

 政府は7日、緊急事態宣言を発令、1か月にわたって集中的な新型コロナウイルス対策を講じると発表したが、これを受けて、カトリック東京教区は以下の対応策を各教会、司祭、信徒に通知した。全文次の通り。

【日本政府の緊急事態宣言再発出を受けて】

1:聖堂内で、前後左右に最低でも1㍍の距離を保つことが出来ない場合、公開ミサを行うことは出来ません。また、ミサ中に充分な換気が出来ない場合も、公開ミサを行うことは出来ません

 聖堂内で距離を確保するための具体的な方法について、主任司祭の指示に従ってください。また、ミサのある教会を求めて移動することをお控えください。ご自分の所属教会、または共同体の一員となっている教会の指示に従ってください。なお小教区は、感染が発生した場合に保健所の要請に応えるため、ミサ参加者の情報を把握します。情報の取り扱いには注意し、後日破棄します。

2:ミサ後などに聖堂から退出する際、「密」とならないように、順序よく退堂したり、あいさつや立ち話を避けるなどの対応をお願いします。

3:ミサに参加されている際には、聖歌の歌唱など声を出すことを極力自粛されてください。また会衆や奉仕者、司式者、聖歌隊にあっても、マスクの着用を徹底してください。加えて聖歌隊奉仕がある場合はマイクを活用するなどして、できる限り少人数で、離れて歌唱するように工夫されてください。

4:聖体拝領の直前に、拝領する方々の手指を、必ず消毒してください。

5:年齢制限には困難があるため、改めての年齢制限はいたしませんが、75歳以上の方や基礎疾患をお持ちの方にあっては、できる限りご自宅でお祈りください。主日のミサの義務については、東京教区のすべての方を対象に、当分の間、免除いたします。

6:それぞれの小教区の実状には大きな相違がありますので、判断は主任司祭に委任しますが、ミサにおける受付や登録、消毒作業などで、多くの信徒の方が奉仕してくださっています。中には大きな不安を抱えておられたり、またご家族に高齢の方や基礎疾患をお持ちの方があるなど、困難を感じながら奉仕してくださる方もおいでだと思います。そういった信徒の方々の事情を勘案して、感染対策に対応するための奉仕者を充分に確保できない場合は、公開ミサを中止にしてください。

7:  ミサ以外については、小教区運営に関する最低限不可欠な会議を除き、教会におけるすべての会議、会合、集い、勉強会などを、当面の間、中止またはオンラインとしてください

8:  ゆるしの秘跡については、衝立を使うなど飛沫感染に留意して下さい。フェイスシールドはマスクの代わりにはなりません。フェイスシールドを使う場合でも、マスクを併用ください。なお3月26日付の、「一般赦免に関する使徒座裁判所内赦院からの通達に関して」の公示は、現在も有効です。

付記:75歳以上の司祭にあっても、司式や聖体授与を行って構いません。聖体を授ける司祭や臨時の奉仕者は、必ず直前に手指を消毒し、マスクを着用してください。信徒の方に「聖体授与の臨時の奉仕者」をお願いすることも、主任司祭の判断にゆだねます。

このエントリーをはてなブックマークに追加
2021年1月7日