・東京大司教区の聖週間の典礼など

(2021.3.27 菊地・東京大司教の日記より)

 東京大司教区の聖週間の典礼は、聖木曜日、聖金曜日、復活徹夜祭と、すべてそれぞれの日の夕方7時から、関口教会のyoutubeチャンネルから配信される予定です。

 困難な時期にあり、皆で共に集まって祈りを捧げることが、まだ適いませんが、ここはその状況を逆手にとって、霊的な交わりにあることを心に刻み、いつも以上に、共同体の繋がりを意識して祈りをささげる一週間といたしましょう。良い復活祭をお迎えください。

 すでに東京教区のホームページでお知らせしましたが、ミャンマーの教会からの呼びかけに答えて、ミャンマーにおける軍によるクーデター後に続く政情不安と暴力的弾圧に対して、対話による真の平和が訪れるように、ケルン教区の皆さんと共にお祈りしたいと思います。

 何度も書いていることですが、東京教区はケルン教区から受けた戦後の援助に答える形で、今度はミャンマーの教会を支援してきました。この数年は、ミャンマーの神学生養成を支援しています。築地のレオ神父様と潮見・CTICの高木神父様が担当です。担当の神父様からも呼びかけがあり、聖木曜日、それが無理な場合には復活の主日などに、ミャンマーの平和のためにお祈りください。

 3月19日付けで、ミャンマーの司教団宛てに、連帯とお祈りのメッセージを送付し(東京教区のホームページのこちらのリンクから全文をお読みください)、インターネットの状態が定かではなかったので届くかどうか不安でしたが、受け取ったとの返信をいただきました。

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 なお、3月21日に緊急事態宣言が解除されていますが、現在の東京教区の対応については、いつものことですが、東京教区のホームページの一番上にあるバナーをクリックしていただけると、最新の情報が掲示されますのでご覧ください。この数ヶ月の対応を大きくは変わりませんが、時間や人数に配慮して、会議や集いを行うこともできるようにしました。しかし、復活のお祝いが近づいているのに残念ですが、飲食を伴う集まりは、まだおやめください。

 聖週間の典礼は、先に聖座(バチカン)から指示が出ていますが、教区の典礼委員会から、各主任司祭にガイドラインを配布してあります。例年と異なり、行列がなかったり洗足式がなかったりと、変則的になりますが、主任司祭の指示に従って参加くださいますようにお願いします。

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 フィリピンのマニラ大司教区は、タグレ枢機卿様が福音宣教省の長官に転任してから一年以上空位でしたが、先日教皇様は、フィリピン中部ビサヤ地方のカピス大司教区のホセ・アドヴィンクラ枢機卿を任命されました。アドヴィンクラ枢機卿は間もなく六十九歳で、昨年11月に枢機卿に親任されていました。マニラ教区のために、新しい教区司教のためにお祈りください。

(菊地功=きくち・いさお=東京大司教)

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2021年3月28日