・新型コロナウイルス感染再拡大で東京教区の対応発表

(2022.1.21 カトリック・あい)

  新型コロナウイルス感染が急拡大する中で21日から東京都などに「まん延防止等重点措置 」が実施されたが、カトリック東京教区は21日、同教区における対応として、同日から「聖堂入場者の制限」「高齢者や基礎疾患者の自宅礼拝」「主日のミサ参加免除」など「ステージ3」の対応を実施することを発表、教区の全司祭、信徒に協力を要請した。

 具体的な内容は以下の通りだが、東京都では同日の感染者が過去最多を更新、1万人に迫る状態。さらに増加を続ける可能性が高く、今後、政府や東京都の対応を見ながら、公開ミサの中止などさらに厳しい措置に踏み切らざるを得ない事態もあり得る。

【2022年1月21日以降におけるステージ3の対応】

1: 聖堂内で、互いに1メートル程度の距離を保つため、入堂人数の制限をします。生活をともにする家族は、一緒に着席して構いません。充分な換気が出来ない聖堂構造の場合や、間隔を空けることができない場合、聖堂を典礼に使うことは出来ません。ミサ後には、順序よく退堂し、聖堂内での「あいさつ」「立ち話」は、お控えください。

 対策の具体的な方法について、主任司祭の指示に従ってください。また、ミサのある教会を求めて、移動することをお控えください。ご自分の所属教会、または共同体の一員となっている教会の指示に従ってください。なお小教区は、感染が発生した場合に保健所の要請に応えるため、ミサ参加者の情報を把握します。情報の取り扱いには注意し、後日破棄します。

2: 高齢の方・基礎疾患のある方は、できる限りご自宅でお祈りください。ただし、教会での年齢制限は行いません。ご家族から懸念が表明されたときも、ご自宅でお祈りください。なお、主日のミサにあずかる義務は、教区内のすべての方を対象に引き続いて免除します。

3: 2020年1月31日以降の当初から行われてきた手指消毒など感染症対策を充分に行い、換気を保ち、しばらくの間は、全員マスクを着用してください。

4: ミサや集会などでは、全員で一緒に唱える事を控えます。広い空間があり充分に換気が出来る場合、聖歌隊の歌唱や独唱は可能ですが、マスクを必ず着用してください。

5: しばらくの間、ミサでの奉納も行いません。またしばらくの間、聖体拝領は、必ず拝領の直前に消毒をした手でお受けください。口での拝領を希望される方は、特に司祭の手指を介した他者への感染を防ぐため、事前に司祭にご相談ください。

6: ミサ以外の、会議や会合、集い、勉強会などの対面の活動は、可能な限りオンラインとするものの、会場の収容人数(定員の半分程度)や換気、時間(最大でも1時間半程度)に慎重に配慮しながら、実施することも出来ます。なお食事を伴う行事は控えてください。

7: ゆるしの秘跡については、部屋の換気にご留意ください。なお2020年3月26日付の、「一般赦免に関する使徒座裁判所内赦院からの通達に関して」の公示は、現在も有効です。

付記:聖体を授ける司祭や臨時の奉仕者は、必ず直前に手指を消毒し、マスクを着用してください。信徒の方に「聖体授与の臨時の奉仕者」をお願いすることも、主任司祭の判断にゆだねます 

なお、マスクはワクチン接種の有無にかかわらず着用してください。フェイスシールドはマスクの代わりにはなりません。フェイスシールドを使う場合でも、マスクを併用ください。また、不織布マスクを使用されることをお勧めします。

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2022年1月21日