教皇、那覇教区の新司教にW・バーント神父を任命

 (2017.12.9 バチカン広報)教皇フランシスコが9日、那覇教区のベラルド押川壽夫司教(コンベンツアル聖フランシスコ修道会)の引退願いを受理、後任にウェイン・バーント神父(沖縄・与那原教会主任司祭、カプチン・フランシスコ修道会)を任命した。

 バーント新司教は1954年5月15日に米国のウースター教区フィッチバーグ(マサチューセッツ州)に生まれ、米国に本部のあるカプチン・フランシスコ修道会に入会、81年に来日して日本語を学んだあと、83年に米国で司祭に叙階された。同年に那覇教区宮古教会で助祭となったのを振り出しに、同教区で普天間教会主任司祭などを務めた後、2000年にさいたま教区に移り、熊谷、東松山、大宮教会で主任司祭、2010年に那覇教区に戻って、2014年からは与那原教会主任司祭を務めている。さいたま教区時代には外国人たちのための教区オープンハウスの所長なども務めた。

 那覇教区は琉球使徒座管理区の時代には、フェリックス・レイ神父(カプチン・フランシスコ修道会)が管理区長を務め、1972年に教区に昇格したが、同年にレイ神父が亡くなり、司教には同じカプチン・フランシスコ修道会の石神忠真郎神父が就任。97年1月に引退の後、同年5月に押川司教が後を継いでいた。

 那覇教区は2016年12月現在で信者数約6,200人。小教区は13。司祭(司教を含む)23人、助祭4人、修道士1人、修道女64人。

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2017年12月10日