(2022.10.24 FABC news)
FABC 総会は最後の週に入り、24日から「新たな道を構想する」を討議テーマに全体会議を始めた。
24日は、前週の討議テーマ「新たな現実」のビデオ録画の要約版の鑑賞から始まり、最初の講演に立ったラテンアメリカ司教協議会(CELAM)会長のカブレホス・ヴィダルテ 大司教は、ラテンアメリカにおける教会の発展と教会のネットワークの役割の文脈の中でCELAM の経験と歴史、第 2 バチカン公会議と司教協議会にもたらされた影響について説明した。
続いて、今総会の統括者であるオズワルド・グラシアス 枢機卿が30日の閉幕までの会議の進め方などについて説明した後、討議全般に関わっているレスリー・デソーザ氏を紹介。デソーザ氏は、総会のテーマにある「そして彼らは別の道を歩んだ」を取り上げ、参加者の司教たちに、新しい道を切り開く「新時代の”東方の博士”」となるよう求めた。
そして「Theory-U」の方法論ー 「私がいるエコシステム」から「私が作るエコシステムへの移行」、”‘presencing”ー見る、理解する、感じる、感知する、活動が呼び起こされるーについて説明した。続いて、アジアの「 3 つの分断」に焦点を当て、 「自己」と「他者」の間の生態学的、社会的、精神的な分断、それらを橋渡しする方法、聴くことの重要性について語ったうえ、リーダーシップの根本的な意味を指摘し、開かれた意識、心、意志を育む必要性について語り、耳を傾けるグループ調査を実演した。
午後は journaling activity(書く瞑想)から始まり、参加した司教たちは、自分自身、自分の習慣、働いている組織についての質問に答え、次に、ペアを組んで互いに耳を傾け、仮定や印象を残しながら、”共感的な散歩”をした。続いて、各グループが、リーダーシップとリスニングのレベルに基づいてケーススタディを行い、話し合い、反省するケースクリニック活動、ケーススタディに基づく”書く瞑想”、および参加者全員との共有が行われた。
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