・菊地大司教がアジア司教協議会連盟(FABC)事務総長に

(2021.7.24 カトリック・あい)

 カトリック系のニュースサイトAsia Newsが23日付けで報じたところによると、アジア司教協議会連盟(FABC)のSecretary General(事務総長)に東京教区長の菊地功・大司教が就任することになった。

 事務総長は、会長のマウン・ボー枢機卿(ヤンゴン教区長)を補佐するのが基本的役割だが、当面最大の仕事は、今年11月の予定が来年にずれ込んでいるFABC創設50周年記念総会(開催予定地・バンコク)の総会の準備となる見通し。同総会は、2023年10月の世界代表司教会議(シノドス)第16回通常総会に向けて、教皇フランシスコが全世界の司教たちに求めておられる”シノドスの旅”の中で、アジア地域の教会の意見集約が最重要のテーマになるとみられる。

 そうした中で、2019年までカリタス・アジア総裁を務め、FABC人間開発局委員、世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会理事なども歴任して、アジア地域でのカトリック教会活動への貢献度も高い菊地大司教が適任と判断された、との見方が強い。

 FABC事務総長任命について、菊地大司教は24日付けの「司教の日記」で、21日の朝に突然、香港のFABC事務局からメールでボー会長の書簡を受け取り、現事務総長のマカオの李司教から、多忙による辞任の申し出があり、各国の司教協議会会長で構成する中央委員会で投票の結果、後任に選出したとの連絡を受けた、と、事務総長就任の経緯を説明。「具体的に何をすればいいのか、任期はいつまでか、など詳細の説明がまだされていない。実務は香港の事務局がしてくださることを期待しつつ、出来る限りの努力をする」としている。

 菊地大司教は、2017年12月に東京大司教に就任し、教区の司祭、信徒、教会の意見を集約しつつ新たな宣教司牧方針をまとめ上げ、現在は新型コロナウイルス大感染の中で、司祭や信徒を勇気づけながら精力的に司牧活動を続けている。だが、大司教就任から3年半を経過した今も、候補者をすでにバチカンに伝えているのもかかわらず、補佐司教の任命がされないまま、という状態が続いており、そうした中でFABC事務総長就任がさらなる負担となることが懸念される。

 

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2021年7月24日