・東京教区、感染症対応の指針を5月19日聖霊降臨の主日をもって全廃、教会活動を2020年1月以前に戻す

(2024.5.11 カトリック・あい)

 東京大司教区では、新型コロナの世界的な大感染に対応して2020年2月以来実施してきた小教区での感染症対応の指針を、5月19日の聖霊降臨の主日をもって全廃し、2020年1月以前の教会活動と同じ状態に戻すことを決め、菊地大司教名で8日付けで各省教区に告知した。告知の全文以下の通り。

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 東京大司教区における今後の感染症対策に関して    東京大司教  菊地功

東京教区の皆様

 世界規模の新型コロナウイルス感染症の大流行に伴い、東京教区でも、2020年1月以降、公開ミサの中止を含む、様々な感染症対策を教区の皆様にお願いして参りました。この間、東京教区の教会を起源としたクラスターの発生は一件も報告されておりません。皆様のご協力に心から感謝申し上げます。

 さて、2023年5月8日に国による新型コロナウイルス感染症の位置づけが2類相当から5類に変更され、「政府として一律に日常における基本的感染対策を求めることはない」とされてから1年が経過しました。その間、東京教区内の教会においても、深刻な感染症の発生は見られなかったことから、5月19日の聖霊降臨の主日をもって、教区から小教区にお願いしていた感染症対応への指針を全て廃止し、2020年1月以前の教会活動と同じ状態に戻すことといたします

 今後は各小教区内でよく話し合った上、それぞれの共同体で必要とされる感染症対策に努めてください。その際、マスク着用の有無など、意見の違いによって共同体の分裂や排除が起こることのないよう、小さな声に耳を傾けることを大切にしていただければと思いま

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2024年5月11日