・中国のカトリック信者も四旬節、教皇フランシスコのために祈り、老いと希望について考察(LaCroix)

(イラスト撮影:RUNGROJ YONGRIT/EPA/Newscom/MaxPPPP)

(2025.3.25  La Croix  staff)

   四旬節の間、中国のカトリック信者はキリスト教の希望というレンズを通して老いと病気について黙想し、健康上の苦悩の中にある教皇フランシスコの証しからインスピレーションを得ている。(Illustration photo by RUNGROJ YONGRIT/EPA/Newscom/MaxPPP)

教皇の回復力に慰めを見い出しながら、加齢と病気に対処する霊的考察をし、聖年の四旬節を過ごしている。

 「深い信仰は、私たちが老い、苦しみ、そして病気さえも受け入れ、キリスト教的な態度でこの十字架を背負い、その価値を考える助けとなります」と、イエスの聖心に捧げられた上海の虹口教会の牛蘇清神父は語った。

 蘇清神父は、聖ヨハネ・パウロ2世の苦難の経験と、教皇フランシスコの現在の健康上の課題に言及した。 教区はまた、高齢の教区民を信仰と希望の重要な証人として認識し、彼らの旅路を支援し、慰める取り組みを約束した。

 xinde.orgやさまざまな中国の教区のウェブサイトによると、病に苦しむ教皇のための祈りが、希望に焦点を当てた四旬節のコースと絡み合っている。

 蘇州教区では、司祭たちが教皇病状について考察を行い、「教皇の健康のために祈ることは病人や高齢者を支え、元気づけることでもある」ことを確認した。

 教区司祭たちは、xinde.orgの創始者であるジョン・バプティスト・ジャン神父が指導する “主に会うために砂漠に避難する “をテーマにした四旬節黙想会に参加した。ヨセフ・シュホンゲン司教とともに、司祭たちは4日間の聖体礼拝を通じ、聖体の犠牲というレンズを通して苦しみを振り返った、とFidesは報じている。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

(注:LA CROIX internationalは、1883年に創刊された世界的に権威のある独立系のカトリック日刊紙LA CROIXのオンライン版。急激に変化する世界と教会の動きを適切な報道と解説で追い続けていることに定評があります。「カトリック・あい」は翻訳・転載の許可を得て、逐次、掲載していきます。原文はhttps://international.la-croix.comでご覧になれます。
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2025年3月11日