・「アジアの教会には『一に回心、二に回心、三にも回心』が求められている」アジア司教協議会連盟総会を主宰したジャカルタ大司教

(2026.7.30  Crux   Asia Corrrespondent)

 アジア司教協議会連盟の第16回総会が7月20日から26日にかけてジャカルタで開かれたが、総会を主宰したジャカルタ大司教のイグナティウス・スハリョ枢機卿がCRUXのインタビューに応じ、1週間にわたる総会で得られた最も重要なものは、アジアの教会に「一に回心、二に回心、三にも回心」が求められている、ということだった、と述べた。スハリョ枢機卿がCrux Nowに語ったところによると、アジアの教会は「回心、回心、回心」を求められているとのこと。

 総会で司教たちは、シノダル(共働的)な回心とアジアにおいて架け橋となる使命について議論したが、枢機卿は、「真の共同体の交わりとなるために、私たちは真剣な回心をせねばなりません。考え方を改め、教会を『制度』ではなく、『共同体の交わり』として捉えることへと変えていく必要があります」と議論を総括。

 「教会は『一つの組織』であると同時に『共同体の交わり』であり、宗教との対話、文化との対話、貧しい人々との対話、そして今や地球、創造物との対話の四つの対話を進めることが求められています」と語った。

 教会を「共同体の交わり」と捉える考え方は、レオ14世教皇のアジアの現地教会間の交わりを強化するようとの呼びかけを発展させたもの。総会へのビデオメッセージで教皇は、キリストを中心とした、とりわけ聖体におけるキリストを中心とした交わりを特に呼びかけられた。そして、先に出された回勅マグニフィカ・ヒューマニタス』を取り上げ、キリスト教徒の連帯は「キリストの神秘にその源を見出し、特に聖体拝領における私たちの交わりから生まれる」とされた。

 そして、教皇は司教たちに対し、それぞれの教会において「聖体における主の賜物から流れ出る愛に基づいた教会の一致の霊性」を「引き続き促進していく」よう求められ、「このようにして、地方教会内および地方教会間の交わりの絆は強まり、各国における神の存在のより大きなしるしとなり、ひいてはアジア全域で皆さんが共に架け橋となる助けとなるでしょう」と語られていた。

 今総会の最終声明で、司教たちは、これを受けて、「アジアの教会にとって、文化的・宗教的に多様な社会において架け橋となる使命を果たすことは不可欠である」ことを確認し、「宣教的なシノダル(共働的)教会として、互いの国の宗教や文化と共に、エキュメニカルな方法で歩んでいく決意」を改めて表明した。

 そして、アジアは「古代文明、活気に満ちた主要宗教、そして若々しい人々に恵まれた大陸」であり、カトリック教徒はそこで「様々な種類の分断を乗り越える架け橋を築くよう求められている」とし、「暴力と紛争がコミュニティを分断する場所に、平和の架け橋を、貧しい人々、弱い立場にある人々、疎外された人々が尊厳を切望する場所に、思いやりの架け橋を」、さらに「急速な社会・技術の変化、世界的な分断、そして私たちの共通の家である地球を脅かす生態学的危機の中で、人生の意味を探し求める若者たちのために希望の架け橋を築くよう召されている」と述べた。

 スハリョ枢機卿は、「司教たちの姿勢は一般的な意味での政治的なものではなく、道徳に基づいた市民意識から生まれたもの… 私たちの会合は政治とは全く関係ありませんでした。私たちは道徳的な使命について話し合った。それは、インドネシア国民として、そして教会の市民として感じていることでもあります… (アジアの指導者たちに求めたいのは)人間の尊厳、公共の利益、貧しい人々との連帯、誠実さ、そして創造物への配慮を尊重しながら、リーダーシップを発揮することです」と語った。

(翻訳・編集「カトリック・あい」南條俊二)

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2026年8月3日