■11月の教皇と日本の教会の祈りの意向
教皇の意向: 苦しんでいる子どもたちのために
*苦しんでいる子どもたち、とりわけ家を失ったり、孤児となったり、戦争の犠牲となった子どもたちが、教育を受けることを保証され、また家庭の愛に触れる機会に恵まれますように。
(2022.11.1 バチカン放送)
教皇フランシスコは、2022年11月の祈りの意向について、ビデオメッセージをおくられ、次のように語られた。
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いまだに無数の少年少女たちが奴隷に近い状態を生き、苦しんでいます。
彼らは単なる数字ではありません。それぞれの名前と顔、神から与えられたアイデンティーを持った人間です。
あまりにもしばしば、私たちは自らの責任を忘れ、搾取されるこれらの子どもたちを前に目を背けてしまいます。彼らには遊び、勉強し、夢を見る権利もありません。家庭の温かささえ知ることがありません。
疎外され、家族から見捨てられ、教育も医療ケアも受けられない子どもたち一人ひとりが、一つの叫びです。その叫びは神に上げられ、私たち大人が築き上げたシステムを訴えています。
見捨てられた子どもは、私たちの責任です。
子どもたちが一人ぼっちで見捨てられたように感じることがこれ以上あってはなりません。神が彼らを決してお忘れにならないことを知るために、教育を受け、家族の愛を感じる必要があります。
祈りましょう。苦しんでいる子どもたち、とりわけ家を失ったり、孤児となったり、戦争の犠牲となった子どもたちが、教育を受けることを保証され、また家庭の愛に触れる機会に恵まれますように。
(編集「カトリック・あい」)
日本の教会の意向: 海外宣教者のために
*海外で宣教活動に従事する司祭、修道者、信徒が、厳しい状況にあっても、主に対する信頼と希望に支えられて、奉仕する力を保ち続けることができますように。