・4月の教皇と日本の教会の祈りの意向

■教皇の祈りの意向: 基本的権利のために

独裁体制、権威主義体制、さらには危機にある民主主義体制のもとで、いのちの危険にさらされながら基本的権利のために戦う人々のために祈りましょう。

(2021.4.6 Vatican News)

教皇フランシスコは、4月の祈りの意向について、ビデオを通し次のように話された▷。

 基本的人権を守るためには、勇気と強い意志が必要です。それは、貧困や不平等、就労機会・土地・住居・社会的権利・労働者の権利の欠如に積極的に立ち向かう、ということです。

基本的人権がすべての人にとって決して平等でないことが、少なくありません。 上中下に階級分けされ、見捨てられた人たちがいる。これではいけません。基本的人権はすべての人に同じでなければなりません。

世界のいくつかの場所では、人間の尊厳を守ることが「裁判もなしに、牢獄に行くこと」を意味するかもしれません。あるいは、「中傷」を意味するかもしれません。しかし、すべての人間には完全に成熟する権利があり、この基本的権利をいかなる国も否定することはできないのです。

独裁体制、権威主義体制、さらには危機に陥った民主主義体制のもとで命の危険にさらされながら、基本的権利のために戦う人々のために祈りましょう。自からの犠牲と働きの豊かな結実を、彼らが目にすることができますように。

(編集「カトリック・あい」)

 

■日本の教会の意向: 平等な社会を目指して

あらゆる差別が撤廃され、人権が尊重される社会を築くことができますように。

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2021年3月31日