「ジェノサイド」は、国際法では民族や宗教などの集団に対し、破壊する意図を持って危害を加える行為などと規定されている。ポンペイオ長官は声明で、「少なくとも2017年3月以降、100万人を超える人々が強制的に収容されていることや、女性に対する強制的な不妊手術などが行われている」と指摘。「人道に対する罪」にあたると判断したとしている。
そのうえで「中国共産党が、ウイグル族を組織的に滅ぼそうとしていることを、われわれは目にしている」と強く非難し、国際社会に対して中国の責任を追及するよう求めている。
トランプ政権は、中国に対してウイグルや台湾などの問題で厳しい措置を打ち出しており、バイデン新政権にも中国への強い対応を求める狙いがあるとみらる。